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2006.07.06
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カテゴリ:イタリア映画


  ロベルト・ベニーニを初めて知ったのがこの映画でした。
以来、彼の作品の大ファンになって、監督作や出演作を色々観、新作を心待ちにしています。
この作品で妻役を演じているニコレッタ・ブラスキは実の妻。
他にも「ダウン・バイ・ロー」「ジョニーの事情」「ロベルト・ベニーニのMr.モンスター」「ピノッキオ」など、20年も前からの共演が続いています。
フェリーニとジュリエッタ・マシーニのように生涯一緒に居て欲しいですね~
愛し愛され、幸せそうなふたりが見せてくれる見つめ合うまなざしが大好きです。


先日V.E.フランクルの「夜と霧」を読んだばかりで、初鑑賞時よりは、収容所の描き方に目がいきました。
ありえなさ生易しさを感じはしたけど、それでもやっぱり、この作品はこれでいいと思えます。
こてこての喜劇と悲劇で描かれるグイドという男の生き様。

ほのぼのとした恋愛模様をみせる前半の幸福感はたまりません。
「ボンジョールノ! お姫様」
そういつも突然現れるグイドが、のち妻となるドーラにしたように自分がされたら...
簡単に心奪われるだろうな~と思うのです。
幸せな気持にしてくれる人。
収容所でも優しさを忘れず、希望を失わず、最後まで笑いの中に生きた姿に、‘グイド’という男の魅力を感じて止みません。
素晴らしい人物像を作り上げ、演じきったベニーニこそ、本当に素晴らしいと思ってます。

この二人の恋愛模様に似た関係は「ロベルト・ベニーニのMr.モンスター」でも観る事ができて、こちらも文句なしに大好きになった作品でした。 


 ‘LIFE IS BEAUTIFUL’

まさしくその通り。
今回も、切なさと感涙のあとから、じっくりとタイトルを噛み締めることができました。
人間の素晴らしさを感じられる物語に出会いたい――
映画を観ている理由のひとつが、そのままここにある気がしています。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

監督・脚本  ロベルト・ベニーニ
撮影  トニーノ・デリ・コリ
音楽  ニコラ・ピオヴァーニ
出演  ロベルト・ベニーニ 、ニコレッタ・ブラスキ
     ジョルジオ・カンタリーニ 、ホルスト・ブッフホルツ
     ジュスティーノ・ドゥラーノ






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Last updated  2007.08.29 18:11:20
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