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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:アメリカ映画
30年代のパリを舞台に、売れないソプラノ歌手が男に化け、女装のシンガーとしてスターになったためにおきる珍騒動を描くミュージカルコメディ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「サウンド・オブ・ミュージック」「メリー・ポピンズ」で有名なジュリー・アンドリュース主演、製作を兼ねた監督は夫のブレイク・エドワーズです。 あのアンドリュースが、男装をしてゲイの男爵を演じています。 恋愛模様と華やかな舞台を盛り込んだ作品。内容もコミカルで楽しいものでした。 一夜にして人気を集めたゲイ男爵が演じるビクター(男)とビクトリア(女)。 男が女を演じている―と見せかけて、実際は売れないソプラノ歌手がゲイを演じているのです。 ビクトリアに惹かれたヤクザの親分(J・ガーナー)は、確たる勘から、どうしてもビクターを男とは思えず、跡をつけてこっそりその正体を突き止めるのですが…。 ゲイになりきることで貧乏暮らしから脱した彼女。 でも正体を見破られた男爵に、自らも恋をして、次第に男でいることが苦しくなってしまいます。 親分も、男装をした彼女と居ると、ゲイ扱いされてあずましくありません…… なんとも難しくて可笑しな付き合いの始まりです。 二人の関係は、そしてゲイ男爵の行く末はいかに――。 すらっとしたアンドリュースの男役は宝塚のようで、なかなかいい感じかも。 どうしてもソプラノの声は高くて男役としての歌声に違和感を与えますが、コメディなので気になりません。 何度も繰り広げられるショーは美しく華やかで、手放しで楽しめます。 当時47歳とは驚き、全然そうは見えませんでした。 「サウンド・オブ~」や「メリー・ポピンズ」の時とは違う魅力再発見です。 思い切り高音を響かせるとコップやガラスが割れるあの現象、ここにも存在してました! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 監督・製作・脚本 ブレイク・エドワーズ 音楽 ヘンリー・マンシーニ 出演 ジュリー・アンドリュース 、ジェームズ・ガーナー ロバート・プレストン 、レスリー・アン・ウォーレン アレックス・カラス 、ジョン・リス=デイヴィス グレアム・スターク 、ピーター・アーン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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