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行きかふ人も又

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2006.08.24
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カテゴリ:イギリス映画


  アウシュビッツ収容所で死の天使と言われたメンゲレ博士が、ナチスの残党と共にある計画を発動した。それは、アメリカとヨーロッパにいる、94人もの人物を殺害する、というものだった。そしてそれは、ナチスの復活を告げる悪魔の計画でもあった……。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  劇場未公開ですが、異色な雰囲気があって面白い!
2時間通して上質なサスペンスを味わうことができました。
メンゲレ博士は実在人物で、ナチスの医者ヨーゼフ・メエンゲレをモデルにしています。
戦後南米に移り住んだり双子の実験をしたりと、この作品は残忍なメンゲレの実話をもとにしたようなもの。
フィクションではありますが、真実でもあって、サスペンス展開の巧さとリアリティが相まった怖い作品でした。

メンゲレを演じたのはグレゴリー・ペック。
出演作はほとんど観ていないですが、「ローマの休日」の印象がすごく強いので、ナチスの人間を演じた姿に驚かされました。
別人みたい。
味のある演技で、異常なナチスの医者を熱演しています。
メンゲレはこの作品が作られた翌年、心臓発作で亡くなったそう。
意外な時期で、偶然とは思えないような偶然ですね。。

ブラジル2
「子どもへの実験を続けるメンゲレ」


ナチ・ハンターと呼ばれる、ナチスの生き残りを追う男・リーベルマンを主人公に繰り広げられる物語。
演じたローレンス・オリヴィエのおっとりしたような穏やかな物腰が、なんともいえず怖さを倍増をさえてたように思います。
たったひとりで挑むには大きすぎる相手に、果敢にも挑み続けるその姿がいい!
冒頭で、彼を信望する若者が盗聴器でメンゲレの恐ろしい陰謀を知ります。
しかし一味に命を狙われ、死ぬ間際、リーベルマンに情報を託すのでした。
始まりの引きからしてすごく、青年が死んでからも物語は面白いように展開していきました。

ブラジル
「冷酷さが見て取れる青い目の少年」


ヒトラーのクローンという、今でこそ科学的にもありえる題材にはぞっとしますね。
メンゲレに作られた青い目の少年や、南米の隠れ家は、かなり不気味。
原作の良さももちろんあると思いますが、映画としても面白くて、後味の悪さが似合う良質なサスペンスでした。 



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監督  フランクリン・J・シャフナー
製作  マーティン・リチャーズ 、スタンリー・オトゥール
原作  アイラ・レヴィン
脚本  ヘイウッド・グールド
音楽  ジェリー・ゴールドスミス  
出演  グレゴリー・ペック 、ローレンス・オリヴィエ
     ジェームズ・メイソン 、リリー・パルマー
     ユタ・ヘーゲン 、スティーヴ・グッテンバーグ
     ジョン・ルビンスタイン 、マイケル・ガフ






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Last updated  2007.08.29 18:00:30
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