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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:アメリカ映画
ふとしたことで捨て子を拾って育てるハメになった浮浪者チャーリーが、やがてその子と実の親子以上の強く深い愛で結ばれるまでを、笑いと涙で描いた傑作。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ チャップリン32歳頃の作品。 これまでの30分に満たない小品から、初めての一時間尺となった傑作です。 情緒ある演出がいっぱいの、感動的なストーリーでした。 浮浪者チャーリーに拾われ育てられた少年は、愛されて健やかに育ち、やがてふたりの間には親子同然の絆が芽生えます。 ホッとしたい時にすごく良いですね~ とにかくあったかい。 ボロ家に住むチャーリーは、お決まりのブカブカズボンとペタンこ靴。 彼に育てられた坊やも、ブガブカの洋服を着た貧しい身なりです。 穴の空いた毛布に、壊れた椅子、汚れた床に、貧しい食卓・・・・ けれど心だけはものすごく豊かで、彼らが互いに寄せる信頼と情と絆の深さに、単純にもうただグッときてしまう...そんなホッとする素晴らしい作品でした。 孤児だからとふたりが引き離されたり、本物の母が坊やの居所を探し始めたり、そんな展開も楽しめます。 喜劇部分はちょっと抑えられた感じですね。 上は、チャーリーが坊やと引き離されて、悲観にくれながら見た幻。 幻想的な夢の世界で、彼は天使になって空を飛びますが、結局は死んでしまいます。 坊やなしでは生きていけない…そんな気持を幻で見せるシーンです。 チャップリンに幻想的なシーンは珍しく感じたのですがどうでしょうか。。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 監督・製作・脚本 チャールズ・チャップリン 出演 チャールズ・チャップリン 、ジャッキー・クーガン エドナ・パーヴィアンス 、カール・ミラー チャック・ライスナー 、トム・ウィルソン ヘンリー・バーグマン 、アルバート・オースチン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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