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カテゴリ:フランス映画
脱獄囚が書いた実話小説を映画化。胸に蝶のイレズミをしている所から“パピヨン”というあだ名で呼ばれている主人公が、無実の罪で投獄され、13年間にも及ぶ刑務所生活を強いられながら、自由を求め執拗に脱獄を繰り返し、ついに成功するまでを描く。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ フランスの刑務所から、南米仏領ギアナの監獄へ送られる無数の囚人達。 脱走不可能なジャングル島で、無実のパピヨンは幾度もの脱獄に挑みます。 マックイーンに脱獄とくれば「大脱走」を思います。 アクション映画の傑作としても楽しめましたが、こちらはその10年後の作品で、ジャンルは実話ドラマ。 今まで観た出演作はわずかですが、そのなかでは一位二位を争うほど魅力的なマックイーンがみられて大満足でした。 少しマッチョになって骨太になっていたような、渋さがアップしたような。 脱走を繰り返し、独房に入れられ、虫を食べてでも生き伸びようと頑張る主人公パピヨンは、七変化のように風貌が変わります。 それを様々なメイク効果を使って演じわけるマックイーンが、とても素敵に見えたのでした。 相棒ルイ・ドガを演じたのはダスティン・ホフマン。 債券偽造の詐欺罪で投獄された彼は、お金だけはたっぷりあるド近眼の男。 パピヨンを護衛として雇うところから友情が始まります。 真面目で誠実なドガが、思いもよらない出来事でパピヨンと共に脱獄することになるなど、実話とは思えないほどユニークな展開が魅力。 「パピヨンとドガ」 「魔の島へむかう…」 「独房で 今にも死にそうなパピヨン」 ふたりの友情物語から、独房の恐怖、過酷さからみた幻など、とにかく盛りだくさんです。 特典映像によると、監督はできるだけ原作に忠実に作ったそうですが、楽しみどころが豊富でまるでフィクションのようですね~ 笑えてしまうようなコミカルなシーンあり、目を覆いたくなる辛いシーンあり。 何があっても諦めず、脱獄することが生きる希望であるパピヨンの生き様は、まさに爽快。 そこにドガとの友情が絡むことで、人間ドラマとしても見応えがあります。 性格も生き方も違うふたりが選んだ最後の決断……名優ホフマンの男泣きが、ラスト胸にグッとくるのでした。 余談ですが、ふたりがジャングルでワニと格闘するシーン、あれは本物だったのでしょうか。 すごいシーンでしたね! しかも可笑しくて、リピートして見てしまいました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 監督 フランクリン・J.シャフナー 製作 ロバート・ドーフマン 、フランクリン・J.シャフナー ロベール・ドルフマン 脚本 ダルトン・トランボ 、ロレンゾ・センプルJr 原作 アンリ・シャリエール 撮影 フレッド・コーネカンプ 音楽 ジェリー ゴールドスミス 出演 スティーブ・マックィーン 、ダスティン・ホフマン ヴィクター・ジョリー 、 ヴィクター・ジョリイ アンソニー・ザーブ 、ドン・ゴードン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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