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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:アメリカ映画
アラスカに一攫千金を夢見る人々が押し寄せていたゴールドラッシュ、ひとりぼっちの探鉱家チャーリーは、猛吹雪に襲われ、一件の山小屋に転がり込んだ。だが、そこにいたのは、指名手配中の凶悪犯ブラック・ラーソンだった! 懐かしい~前回観たのがいつだったか覚えてないほど久しぶりの鑑賞でした。 初めて観たチャップリン作品は、これだったのかもしれません。 記憶に残る名シーンがいっぱい 空腹に耐え切れず靴を茹でて食べるシーンや、崖の上で傾いた山小屋からの脱出など。 映画史に燦然と残る傑作です。 こちらも素晴らしかったパンとフォークのダンス 冒頭がまた巧いこと! 高い山肌の危険な雪道を、ヨタヨタ歩きのチャーリーが軽快に登っていきます。 危なっかしい道を、危なっかしい足取りで飄々とゆくチャーリー。 その後姿には、これぞチャップリン映画の魅力だと思わずにいれない何かを感じるのです。 革靴を食す 中盤、狩に出た指名手配の男が戻らず、採掘王とふたり極度の空腹に襲われます。 しかたなく靴を茹でて、お皿に乗せて、底と上とに切り分けるチャーリー・・・ まるで骨のように鋲をしゃぶっては取りだす仕草はさすが! 最悪な状況が最高に可笑しい。 そして後半。 風に吹き飛ばされた小屋が、崖にかろうじてぶら下っている状況で目ざめる、チャーリーと採掘王。 危機的状況を知ったふたりはもちろん大パニック!! 観る側もかなりどきどきさせられる名シーンですね~ すごいとしか言いようがない。 映像のマジックなのですが、本当によくできているな~と感心します。 お約束の恋も、最後にはハッピーエンディング 短編ばかりを数本立て続けに観ていたので、この長さは見ごたえありました。 監督・製作・脚本・音楽 チャールズ・チャップリン 撮影 ローランド・トザロー 出演 チャールズ・チャップリン 、ジョージア・ヘイル マック・スウェイン 、トム・マーレイ ヘンリー・バーグマン 、マルコム・ウェイト モノクロ(75分) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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