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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:フランス映画
友人に紹介された若い娘ヴェロニカ(アンナ・カリーナ)にたった5分で恋をした写真家ブリュノ(ミシェル・シュボール)。 一方で、OAS〔アルジェリア独立を阻止するテロ組織〕に属している彼は、組織の罠に陥り、敵組織のロビーイストと思われる男を始末するよう強要されるが・・・。 ゴダール作品は、キュートだったり、社会派だったり、意味不明だったり。 つかみ所がない印象です。 「勝手にしやがれ」の翌年に作られたこちらは、ポップな雰囲気がとても似ていました。 当時、フランスから独立しようとしていた、アルジェリアの問題を扱っています。 ストーリーに絡めて、でもよくわからない程度に。 恋愛がメインとなった甘い部分あり、拷問シーンの軽く痛いシーンあり。 どこまでも掴みきれず、のめりこめないまま終わってしまいました。 難しくても軽くても、案外残るものがない印象のゴダール。 衝撃は時代と共に薄れてしまったのでしょうか。 つまらないと感じた久しぶりの映画でした。 5分で恋した彼女は、じつは民族解放戦線の女スパイだった――― 逃亡を試みるが時すでに遅く、叶わぬ恋はデカダンの香り。 「勝手にしやがれ」のジーン・セバーグはとっても良かったけれど、本作のミシェル・シュボールが苦手です。 延々続く独白はうっとうしいし・・・楽しめなくて残念でした。 監督・脚本 ジャン=リュック・ゴダール 製作 ジョルジュ・ドゥ・ボールガール 撮影 ラウール・クタール 音楽 モーリス・ルルー 出演 アンナ・カリーナ 、ミシェル・シュボール 、アンリ=ジャック・ユエ (カラー/88分) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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