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行きかふ人も又

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2008.02.12
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カテゴリ:映画
 客室乗務員のシヴァーニーは、実業家ヴィジャイに言い寄られて以来、彼に付け回される。結婚してもストーカー行為は続き、ついには夫を殺され刑務所送り。そこで女所長の暴行に苦しむ日々を送る彼女は、ヴィジャイが姉と愛娘をひき逃げしたと知り、ついに壮絶な復讐劇を開始するのだった―――

「怖いですねぇ~恐ろしいですねぇ~」という淀川さんの声が聞こえてきそうな映画でした。
尺が長く、近年の作品ですがローカルな驚きがいっぱいです。インド映画はボリウッドと呼ばれて人気。独自の世界観とインド文化の魅力を再確認しました。
ストーカー男の執念と、男のせいですべてを失ったシヴァーニーの復讐劇。
過激な血と暴力で、本国では上映禁止になったとか。もっと残虐な作品はいくらでもあるけれど、ここまで情念のこもったやり合いだと、恐ろしさ倍増です。
ダンスシーンは3度ほど。無条件に楽しい気分にさせてくれます。表情豊かで可憐で艶やかで。もっと踊って!と思ってしまう。
音楽や編集は切れ切れで見苦しい箇所もあるけれど、単純にエンターテイメントの真髄がここにあると思います。ラストまで驚かされてあっぱれ。どこまでもダークでしたが楽しかった。
確固たるらしさを持つインド映画の、豊かな文化を思いました。
†      †      †
監督  ラーフル・ラワイル
製作  リーター・ラワィル
脚本  スタヌー・グプター
撮影  サミール・アールヤ
音楽  アーナンド・ミリンド
出演  マードゥリー・ディークシト  シャー・ルク・カーン  ディーパク・ティジョーリー  
(カラー/170分/インド映画/ANJAAM)

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Last updated  2023.12.18 20:03:34
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