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2008.12.26
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カテゴリ:台湾映画

 現代の台北を舞台に、映画「好男好女」で抗日戦に参加した情熱の女を演じる女優が、自分の恋を蘇らせるラブ・ストーリー。

主人公の女優・梁静(伊能静)は、見知らぬ者に日記を盗まれ、その内容をファックスで送りつけるイタズラにあっている。
銃殺された恋人・阿威と過ごした時・・・過去の日記は辛い記憶を思い出させ、次第に彼女は映画の主人公・蒋碧玉と同化してゆくのだった―――。


ホウ・シャオシェン監督は有名な名匠だけれども、初鑑賞。
台湾近代史3部作といわれる『非情城市』『戯夢人生』に次ぐ完結編となっている。評価の高い一作目から見るのが良かったかもしれない。
とにかくわかりにくい構成となっていた。

以前どこかでも書いたとおり、香港・台湾・日本の最近の恋愛映画からは、似たような表情を感じることがある。それは豊かさゆえの遊び心や退廃。
おしゃれさであったり、痛さであったりもする。

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主人公の痛々しい恋愛の記憶、遡る1950年代の情景、そして今。
三つの時間の出来事が、さりげなくリンクしながら、最後にゆったりと終結する。だけどわかりにくさが残るのは、感情移入しきれなかったゆえだろうか。
この気だるさと痛々しさは、胸に迫ることなく、正体不明の不快さだけが残ってしまった。

性に関して率直に表現すれば、今風とされるような風潮がこの時代にはあったのだっけ。台湾の1995年はそんな時代だったのかもしれない。それが不快に感じるのなら仕方がない。
すごい熱演を見せている伊能静も魅力的に見えず、それはたんに好みの役者ではないだけだけど、初鑑賞のホウ・シャオシェン監督に寄せていた期待がちょっとだけ薄れた。

台湾は映画文化の進んでいる国という印象で『西瓜』『楽日』などのツァイ・ミンリャン監督は好きだ。
日本と台湾の合作をみかける機会が多いけれど、どんな経緯があるのだろう。




監督  ホウ・シャオシェン
脚本  チュー・ティエンウェン
撮影  チェン・ホァイエン
音楽  ジャン・シャオウェン
出演  伊能静  カオ・ジエ  リン・チャン  ウェイ・シャホェイ

(カラー・モノクロ/108分/台湾=日本)








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Last updated  2008.12.30 14:10:30
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