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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:アメリカ映画
フランケンシュタイン博士の孫の脳外科医(ワイルダー)が祖父の実験記録を目にし、モンスター実験に取り掛かる。実験は成功したかに見えたが事は意外な方向へ。アイディア・役者・ギャグ三拍子そろったメル・ブルックス監督のパロディ・コメディの快作。(映画大全集より) なんとも淡々とした、味のあるパロディだった。 ちらっと観た特典映像で目にした近年では珍しいという言葉がとても頷けてしまう。 多くのハリウッド映画とは違ったノリと落ち着きで、玄人たちによって作られていることが、何気に伝わってくるのがおもしろい。 いつか『フランケンシュタイン』を観た時、おすすめいただいて(2007年に!)やっと観ることができた。 シーン写真からでも、この映画の魅力は十分伝わるでしょう。 せむし男の僕アイゴール(マーティ・フェルドマン)のギョロリとした目つきがかなりユニーク! なんともいえない素朴な笑いにくすくすっとなる、大人のためのパロディ映画といえそう。 フランケンシュタイン博士の孫という設定であるけれど、物語は元ネタを着実になぞっている。 舞台の要素を取り入れたかったそうで、ミュージカルというには申し訳ない程度に、突然出演者たちが歌いだすシーンなんかはけっこうシュール! 思いのほか地味で、エンターテイメント性は少ないとしても、こういうのを完成度の高い玄人作品というのだろうなぁ。じっくり浸っていられるのは大人だなぁ・・なんて考えながら観ていた。 わたしはまだ、楽しいけどちょっと退屈で、本編に流れてるまったりした時間とは多少ズレがあったけれど、またきっと機がくれば再見したくなる作品だと思う。 ちなみに、フランケンシュタイン博士を演じたジーン・ワイルダー、どこかで観たと思ったら先日の『星の王子さま』でした。 軽~い身のこなしと目つきがいい。 監督 メル・ブルックス 脚本 ジーン・ワイルダー メル・ブルックス 音楽 ジョン・モリス 出演 ジーン・ワイルダー ピーター・ボイル マーティ・フェルドマン (モノクロ/105分) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.18 08:59:00
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