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行きかふ人も又

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2009.05.11
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カテゴリ:映画
 2007年のアカデミー作品賞など4部門を受賞しています。
コーエン兄弟作品は、『赤ちゃん泥棒』『バーバー』『ファーゴ』など、いくつか観ていますがどれも好きでした。
なわりには、あとを引かずに、久しぶりの鑑賞。
すごく巧い。でも大好きにはならないタイプ。 巧さも、至極アメリカ的なところも、イーストウッド監督と似た印象の兄弟です。


 (あらすじ) 80年代、テキサスの荒野でハンティング中に、複数の死体が横たわる、麻薬取引現場に出くわしたベトナム帰還兵モス(ブローリン)。
そこで200万ドルの大金を見つけた彼は、危険と知りつつ持ち帰り、冷血非情な殺人者シガー(バルデム)に追われる身となる。警察(ジョーンズ)も動き出すが―――。



imgbb706a7azik9zj.jpg img869f1af6zik2zj.jpg



ハビエル・バルデムの髪型がすごかった!
トミー・リー・ジョーンズとテキサスの雰囲気が似合いすぎてた!
なんて、関係のないところで感動しつつ、血なまぐさい、暴力に次ぐ暴力が繰り広げられていった。

人の気を逸らさない演出は流石で、小気味よくまとめられた見事な小品なのはたしかです。
ただ、それが好きかといわれたら、好みはまた人それぞれに分かれるのでしょう。
登場人物も製作費も少ないだろうに、この引きの強さ! その一点だけでも特筆すべきなのでしょうが。

言わんとしていることは、なんとなくわかります。表面は単純だけれど、背後に横たわるテーマはちゃんとある。
まるで死神にでも追われているようなモス、ルールなき殺し屋シガー(衝撃の武器が!)、終始傍観している警察―――。
ありえない構図なのに、疑問を抱かせない説得力は、作品全体を包み込んでいるシニカルなユーモアと、寓話チックであるおかげなのでしょう。

しかしながら、深く考えたい気持ちにはなれないのはなぜ。
あまりに理不尽な暴力と、積み重なるあらゆるフェークに疲労感。




監督・脚本  ジョエル・コーエン  イーサン・コーエン
原作  コーマック・マッカーシー 『血と暴力の国』
撮影  ロジャー・ディーキンス
音楽  カーター・バーウェル
出演  トミー・リー・ジョーンズ  ハビエル・バルデム  ジョシュ・ブローリン


(カラー/122分/R-15)








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Last updated  2014.07.15 22:59:20
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