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カテゴリ:アメリカ映画
20年代、NYのモダンガール、ミリー(アンドリュース)の夢は玉の輿に乗ること。ある日、宿のホテルに財閥出身の孤児ドロシー(ムーア)が入居してきた。 舞踏会で知り合った好青年ジミー(フォックス)と恋に落ちながらも、勤め先のハンサムな部長グレイトンにぞっこんのミリーだが、グレイントンはドロシーに夢中になってしまう。 そのうちドロシーがホテルの女主人らの罠にかかり、売春組織に誘拐されてしまう! 残った三人はドロシー奪還作戦にうって出るのだった―――。 先日、荻々亭主人さん、リラ11さんにおすすめしていただいた作品です。 『スローターハウス5』や『ガープの世界』とは、ひと味違ったロイ・ヒル監督のミュージカル・コメディ。『スティング』寄りの楽しい映画でした。 モダンガール=モガを目指すミリーの憧れは、富豪の未亡人マジー(チャニング)。 話に聞いていたマジーの魅力が大炸裂です! 彼女の生き方が、なによりも一番、この作品を魅力的にしていますね。 ここまで腹いっぱい人生を楽しめるって羨ましい! 挑戦し続ける彼女に感化されながら、ちゃんと最後には玉の輿にのり、幸せを手に入れている若者たちにニンマリでした。 ミュージカルですが、ダンスや歌もさることながら、色とりどりのファッションや、アクションシーンをより楽しみました。 劇中繰り広げられるアクロバティックな舞台はわくわくで、挑戦し続ける女マジーの体を張ったアクションが素晴らしいです。 たしかにこれでは、主演の二組のカップルさえ霞んでしまうかも、、。それほどに輝いているキャロル・チャニングなのでした。 ホテルの洗濯屋が、絵に描いたような中国人で笑ってしまいます(笑) なんか、懐かしいこの描写。むかしはよくありましたね、こういうの。 それから、マジーの執事らしい老人役に、ノリユキ・パット・モリタ氏が! 『ベスト・キッド』のミヤギさんですよ! 懐かしい。 2時間20分の長編で、オープニングの長さにも驚かされましたが、どこまでも大らかなのがいい。拘りを持ちつつも、きっと楽しんで撮ったのでしょうね。 売春組織だとか、ドロシーの誘拐だとか言っても、じつに緩いのです。コメディ路線まっしぐら。 ダンスしないと動かないエレベーターが私的ツボ。遊び心いっぱいの作品でした。 ● ● ● ● 監督 ジョージ・ロイ・ヒル 製作 ロス・ハンター 脚本 リチャード・モリス 音楽 エルマー・バーンスタイン アンドレ・プレヴィン ジョセフ・ガーシェンソン 出演 ジュリー・アンドリュース メアリー・タイラー・ムーア キャロル・チャニング ジェームズ・フォックス (カラー/138分) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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