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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:アメリカ映画
1957年、女諜報員スパルコ(ブランシェット)率いるソ連兵の一団が、米軍基地を襲撃。彼らは、宇宙の神秘を解き明かす力を秘めているという“クリスタル・スカル”を探していた。捜索を強要されているのは・・・なんとインディ・ジョーンズだ! スキをみて脱出を図ったインディは逃げ帰るが、今度は彼の前に、一通の手紙を携えたマット(ラブーフ)という青年が現われるのだった・・・。 宇宙の神秘を解く力を持つ秘宝をめぐって熾烈な争奪戦が繰り広げられる。 このシリーズは大好きです。とくに『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』は子どものころ、録画したビデオを擦り切れるほど観たという大のお気に入り。 19年ぶりの新作と聞けば、見ずにいられませんでした。 名優ハリソン・フォード66歳!にして、期待を裏切らない楽しめる作品になっていました。 あんなに憧れたインディが、老いてもなお魅力的で嬉しかった! 第四作目ではついに、「父親」(ネタバレ反転)になっていたインディ。『レイダース/失われたアーク』のマリオン(カレン・アレン)も再び登場して、シリーズ通して好きな方には感慨もひとしおでしょう。 舞台は1957年。宇宙人やロズウェルといったキーワードで意味もなく楽しくなってくる。時代背景的にも、核実験が描かれ、当時の核PRドキュメンタリー映画『アトミック・カフェ』からとったらしい同地名が登場したりする。 宇宙の神秘を解き明かすクリスタル・スカルの謎に至る結末まで―――驚くほど性能の上がったCG画像に口あんぐりしつつ、満足して観終えました。 アクションシーンの数々も、現役当時となんら変わることない絵面を造り上げたハリソン・フォードのガッツに感激。 ハリウッド大作やCG満載を毛嫌いしているわたしですが、むかしから観てきたシリーズものには甘いです。嗚呼、懐かしい。 ハリソンのように、還暦を超してなお体を維持し活躍しているハリウッド俳優はいません―と書きかけましたが・・ちゃんといましたねスタローンが。 シルベスター・スタローンも『ロッキー・ザ・ファイナル』『ランボー 最後の戦場』で自ら再び監督をこなし活躍しているようです。映画の評判もなかなかいい。わたしの食指は動かないけれど、いつまでも観客に勇気を与える壮年となった役者さんの姿は立派だと思います。 観て楽しい冒険活劇、これ以上感想に触れるのは野暮だし、ご覧になってからのお楽しみ♪ということで、さいごにもう少し役者さんネタで。 敵の諜報員スパルコを演じたケイト・ブランシェットが、カッコ良さも美しさも強烈です。 話す口元、視線、仕草、スタイルどれをとっても魅力的な女優さんです。しかも演技が巧い! インディの前に突然現れ、一緒に冒険することとなる若造マット役はシャイア・ラブーフ。 サプライズを秘めたこの大役、どこかで見たと思ったら『トランスフォーマー』でしたね。地上波でながら見しただけですが、間の抜けた面影は記憶に残っていました。 『トランスフォーマー』はスピルバーグが製作総指揮、なるほどのキャスティング。 スピルバーグは偉大です。大作をあまり観なくなっても、スピルバーグだけはチェックしています。 ハリソン・フォードと同年輩、良質なものを造り続けている職人。(といいながら、観てない作品も近年では多いけど、、) まだまだ撮り続けてほしいハリウッド監督のひとりです。 監督/ スティーヴン・スピルバーグ 製作/ フランク・マーシャル 製作総指揮/ ジョージ・ルーカス キャスリーン・ケネディ 脚本/ デヴィッド・コープ 音楽/ ジョン・ウィリアムズ 出演/ ハリソン・フォード シャイア・ラブーフ レイ・ウィンストン カレン・アレン ケイト・ブランシェット (カラー/124分) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.02 09:47:01
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