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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:アメリカ映画
数々の名作を生み出してきたノーマン・ジュイソン監督の傑作ミュージカル。ジュインソン作品は『夜の大捜査線』『ジャスティス』『月の輝く夜に』など私的に好きなものが多い。 舞台はウクライナ、心温まる家族の絆と、ユダヤ人迫害を描いたドラマ――。 この音楽この感動、高まるー。ジュイソン監督らしい、骨太なロマンある壮大な人生賛歌だった。 おどけた道化師、バイオリン弾きの存在がとにかくたまらなくいい。 長女ツァイテルの結婚式も、そこで踊るロシアンダンサーたちの陽気なコサックもたまらなくいい。 生きていくうえで必要不可欠といった感じの、大好きなクストリッツァ的、ラマ的な音楽の在り方が最高! 幸から不幸に一気に転換してしまうのは、あの『サウンド・オブ・ミュージック』みたい。 ユダヤ人迫害の動きが、なにもかもをグレーに変えてしまう。 それでも、時代に立ち向かっていく若者たちは戦い、娘の幸せをひたすらに願う両親の思いや希望だけは、だれにも奪うことはできない、力強さに満ちたスバラシイ作品だった。 もちろんユーモアの精神も忘れない。 父親を演じたトポルは『フォロー・ミー』が記憶に新しい。ちょっと別人ぽいけれど、どちらも大好きな作品になった。 トポルさんはイスラエル生まれ。 音楽はかのジョン・ウィリアムズ、いいわけだー。 監督・製作/ ノーマン・ジュイソン 原作/ ショーラム・アレイハム 脚本/ ジョセフ・スタイン 出演/ トポル ノーマ・クレーン レナード・フレイ (179min/FIDDLER ON THE ROOF) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.31 20:17:13
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