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カテゴリ:車のイロイロ
レクサスISにテインの車高調を取り付けです。 オーナーさんは、女性社長、車好きで ISの車高が高過ぎと、乗り心地が気になるということで イロイロ注文を聞いたあとで、あとはおまかせということに! まあ車高は車高調なので、どうにでもなるけど 履いているのは19インチの重いホイール これで、車高を下げて、乗り心地もということは 結構難しい注文ですね(汗) 悩んだあげく、最新式のテインの車高調にしました。 そうバンプラバーがほとんどない最新車高調です。 車高調を付ける前に、ISに乗って 純正の足の感触を覚えておかないとね! ISは純正でも硬い方の足になるので 19インチだとかなり硬いよなァ~ 特に低速域では、硬さがでちゃうね。 さて下りのコーナー途中でブレーキをかけ 前荷重にしてみると、やはり純正スプリング形状だと バンプラバーに当たり、ギクシャク感がでちゃうよなァ~ でもさすがIS、良く曲がります。 コーナー中の前後のバランスもイイね! これリヤシートに2人が乗る車高バランスに なっていないみたい。 普通車高バランスってリヤに人が乗ることを計算して リヤの車高をその分上げてあるんだけど ISはそれを感じさせないセッティングになっています。 純正足回りの感覚が分かったので ピットに戻って純正のデーター取りをしてから どうするかを計算してから、車高調取付開始です。 選んだ車高調はコレ、フレックスAです。 フロント純正はこんな感じ そしてリヤはこんな感じ、リヤはインナーライナーに隠れているので 結構面倒な予感!まあ高級車なのでしょうがないよね! なのでフロントから交換しま~す。 エンジンルームのカバーを外して 純正足回りを外します。 サクッと取り付けて、助手席側はハイトコトンロールセンサーがあるので 気を付けましょう! さてリヤ結構面倒です。トランク内の内貼りを全部外して タイヤハウスのインナーライナーを外して さすが高級車、インナーライナーはクリップ止めではなく 10mmナットで全部固定されています。 何個外せば、外れるんだよォ~(泣) ということで外した純正足回りがコチラ リヤの車高調を組んで ここで、リヤの助手席側は、注意が必要 あ・・・写真が無い~ゴメンナサイ! スタビの取付ボルトと共締めのハイトコントローラーセンサーなんだけど 外してから、そのまま取り付けると、リンクの向きが変わってしまうので 要注意です。写真があれば説明しやすいんだけどゴメンナサイ 取り外す前の状態を必ず確認してくださいね! リンクが下向きでも組めちゃうので これをやっちゃうと、【AFS】アダプティブ・フロントライト・システム のチェックランプが点滅して、測定範囲外だよ~ってなるので AFSって、ヘッドライトをステアリングを切った方向に 光軸を向ける装置で前後の車高を測定して光軸の高さを決めるのが ハイトコントロールセンサーです。 クラウンにもついているので、助手席側のリヤの足回りを外すときは 必ず、ハイトコントロールセンサーのリンクの向きを確認しましょう。 良く、自分で足回りを交換したらAFSチェックランプが 点いちゃったんですけど~っていう方が多いので ほとんどこのリンクの向きを間違って取り付けていますよ! 気を付けてくださいね! ということで、車高調を取り付けて 計算通りの車高に合わせてから アライメントを取ります。 19インチというタイヤとタイヤの太さを加味して アライメントは決めますよ!リヤはとてもシビアなので 初心者の方は、決して触らないでくださいね! そしてフロントのアライメントを取って これであらかじめ計算した動きになるはずです。 アライメントに関しては、車のボディー剛性から ブッシュのたわみ具合、スプリングの反発力 タイヤの選択で、その車に合ったアライメントを 見つけ出すしかありません。 同じ車だから、同じアライメントというわけには行かないんですよね。 長年の経験でしか、説明はつかない分野です。 それと、どれだけの種類の車を乗るかも重要な要素ですね! 純正のセッティングを見抜く力も必要になりますよ! さて、セッティングができたことろで ロードテストです。減衰力を決めてこないとね。 ご要望の中には、乗り心地が入っているので・・・ 走ってみると、なかなか予想通りの走りに コーナーに入ってみると、あれッ・・・チョット予想とは違いました。 ということで、ピットに戻ってリヤの車高を2mmダウンして 再度ロードテスト、もう一度コーナーを攻めてみると 今度はイイね!これなら納得です。 あとは、減衰力を徐々に上げ 前後が同じダイヤル位置になることは まずありませんよ! 後ろの減衰力が決まったところで フロントを調整していきます。 フロントの調整はブレーキをうまく使うことで スプリングを圧縮してから伸びるタイミング時間を体で感じて 何度も車を止めては調整して決めていきます。 ようやくフロントの減衰力も決まりました。 これでご要望通りの車高調セッティングになりました。 あとは、オーナーさんがどう感じるかですね! おそらく、満足していただけると思いますよ。 今回選んだテイン車高調はコチラ
値段は安いけど、乗り心地はとてもイイ車高調です。 まさか19インチをここまでキレイに動かせるとは ちょっと驚きでした。 テインさんのスプリングが高性能になってきたのも 分かるような気がします。 そしてこのフレックスA、全高式の車高調なのに ストロークがあるところもイイですね。 バンプラバーが約1cmしかないのには ビックリしましたが、ショックアブソーバー内部で それを可能にしたそうです。 この有効ストロークが一般道の乗り心地にはとても重要なんです。 黒70的には、もう少し減衰力の立ち上がりが 速ければというところもありますが、 乗り心地を優先すると、テインさんイイところで まとめた車高調です。 大口径ホイールで、乗り心地に悩んでいる方には オススメの車高調ですね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.03.30 11:44:53
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