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カテゴリ:仏教、神話、哲学
更に言葉を加えようと思う。
「虚空尽き 衆生尽き 涅槃尽きなば 我が願いも尽きなむ 」 「無限無数の宇宙の隅々に至るまで、無機物有機物を問わず、衆生としての神秘生命は宿っていて、そんな心の内の極み果てに至るまで、生まれ持った無限の曼荼羅世界は広がっている。我が勝義菩提心はそんな曼荼羅世界と一体である」 「もし虚空が尽きて、衆生が尽きて、涅槃が尽きるならば、私の願いも尽きることだろう。しかし、虚空は尽きることはないし、衆生も尽きることはないし、涅槃も尽きることはない。曼荼羅は、無限に展開し、即ち我が願いは永遠である。」 まさに字相と字義の解釈深浅である。 私はこのように解釈する。 虚空尽而至法身 衆生尽而至法身 涅槃尽而至法身 我願尽而至法身 こんな感じに(しかして法身に至る)が隠されているように思う。 字義の解釈ならばね。 虚空尽而至法身(胎蔵生曼荼羅)東 衆生尽而至法身(如来蔵思想)南 涅槃尽而至法身(金剛界曼荼羅)西 我願尽而至法身(勝義菩提心)北 勝手な解釈であるが、それぞれこんな感じになると考えられる。 お大師様ならば、大乗的空の思想で終結させるとは思いがたいからだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月08日 22時41分51秒
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