|
カテゴリ:腕時計
小さいころから時計全般が好きです。
クォーツでも機械式でもなんでも好きです 文字盤上の小さな世界に魅了されます 過去には5振動の手巻き三針や偉大なクロノグラフ (13ZNなど)から汎用機でハイビートな機械や クロノメーター取得機まで拘ってずいぶん色々と 集めたりもしたのですが、特に機械式は動態保存を 続けるのが難しく、7割ほど処分せざるを得ず ・・今でも残念無念です しかし、どれも良いパートナーとして大切に且つ 実用してきたものなので、今も何処かで誰かの 腕で時を刻み、お役に立っていると思います さて、ここまで書いた方向性とは正反対の内容に なりますが、ここではクォーツ機が話題の中心です 偉大なるCASIOの名機 『G-SHOCK DW-5600』 の電池交換を詳説したいと思います (素人仕事なので自己責任でお願いします) G-SHOCKほど世界的に有名な国産時計は無いと 思います(といっても製造はタイなどですが)。 しかし、設計はなんと1981年です (初期型のデビューが1983年です) 驚異的に古い設計なのに、まったくもって 古さを感じさせません ・・・といっても、基本設計構想や構造を 変えていない為、新しい造詣による淘汰が発生せず、 古さを感じようが無いという現象だと思います。 超高級車が陳腐化しないためモデルチェンジをせず、 外観を変えないのと似ています。 チェリーサンバーストのレスポールが60年以上 古びないのも然りです 自分は基本的に衝動買いをしないタイプなのですが、 機械式の時計と違って、G-SHOCKやSWATCHには 一期一会な印象を持っていまして、「これだ」と 思ったら早めに入手するのが吉と思っています。 そのため、偶然街角で見かけたこのG-SHOCKも 見かけて翌日の夜には購入していました・・ ただ、次から次へと買うようなことは無く、 今のところ最初で最後のG-SHOCKです。 モデルはG-SHOCKでは4代目となるDW-5600 シリーズ(1987年~)で「オリジン」と呼ばれる モデルだけあって、G-SHOCKの歴史の中で 最も長く続いているシリーズです 自分のはEric Haze氏とのコラボレーションモデルで 彩色やサインが(控えめな)Haze調です。 モデル名もDW-5600EHとなっています。 購入したのは2008年なので、今年で12年経ちます。 しかしながら電池交換を一度もせず、しっかり 動いています 気のせいかバックライトをONすると、暗いような 印象を受けます・・。 さすがにそろそろ電池の寿命が来そうですから、 事前に新しいものに交換します 裏ブタを取る際、作業性を上げるために バンドを裏っ返しに留めます。 4本のねじを精密ドライバーであけます。 ねじが小さいので無くさないようにします 裏ブタを取り去ると、防水マットが キャリバーを覆っています。 被さっているだけなので、上方へ取り外します。 ピンが2か所出っ張っているので折らないよう に注意が必要です。 電池は定番のCR-2016ですね。 なお、ムーブメント外周にはゴムパッキンが 敷かれているので、これも取り除きます。 驚くほどパッキンの劣化がありませんでした ここで唯一の苦労ポイントがあります コツをつかまないとパーツを曲げてしまったり、 ムーブメントを電気的に壊すリスクがあります。 電池押さえ金具がしっかりと留まっていますが、 これは以下写真の赤枠部分を矢印方向に上げる ことで簡単に外せます 片方のロックが外せれば、すぐ取り外せます。 取れました 電池を少し左にスライドさせて取り出します。 ムーブメントはとてもきれいな状態で ゴムパッキンの劣化が無く、防水機能が 秀逸であることを示しています。 良いクオリティに感動です 新しい電池もPanasonicが良かったのですが、 無かったので日本最大手のFDK製にします。 何気にメイドインジャパン電池です。 プラス(+)を上にして新しい電池をセットします。 電池押さえ金具をつけるのは上から押すだけです。 電池が入っても、この状態では起動しません 慌てずにオールクリア処理を行います。 実は裏蓋にやり方が書いてありました After battery replacement, contact AC with battery(+) using tweezers(←ピンセット). 「AC」(オールクリア)の場所も刻印してありました。 もの凄く親切設計です ピンセットは良いものが無かったため、 針金で通電させ、オールクリア処理を行いました。 電池の+とACの金色部分をショートさせ、 AC入力を与えることで、カレンダーやタイマベース値、 アラーム時刻など全てが初期状態に戻ります。 このモデルではカレンダーは1995年に戻りました ばらした時と逆手順で裏蓋をはめていきます。 ゴムパッキンをセットします。 時計の裏蓋をつけるときはどうしても シリコングリスで密閉させたくなってしまいます。 こちらも定番のSEIKO純正シリコングリスです。 この手順がG-SHOCKで正しいのか分かりません。 自己責任でお願いいたします。 シリコングリスは片面塗布ですが筐体側に パッキン溝がほぼ無いので、塗布時に パッキンがずれてやりにくいです。 劣化防止の面から両面塗布にしようかとも 思ったのですが、12年経過しても無劣化だった のをみて、片面で良いにしました。 4点留めなので対角で締め付けていき、 最後に本締めをします。 気になっていたバックライトを点灯すると・・・ 明るい 買ったばかりの時を思い出す綺麗さです 交換前と比べると歴然です。 交換して良かったです これまで海とか山とかに散々使った割にケース 内側はずいぶん綺麗でした。 さすがはG-SHOCKです。 ますます好きになりました 裏蓋が開けやすく、閉めやすいというメンテナンス性 の良さも特筆ものです。 自分もエンジニアを生業としていますが、こういう 出荷後のアフターに於いて設計当時のクオリティに 感銘を受けるような仕事がしたいものです。 これに反して、機械式時計の裏蓋はここぞとばかりに 開けにくい構造です。 ・・・というか、専用オープナーが無いと まったくもって開かないという恐ろしい構造で メーカ純正メンテナンスを強要してきます とくにスイス製は顕著です(上の2つ)。 ただ、下のSEIKOは一般工具で開けられます 一般的な裏蓋オープナーは100均で売ってたり もします・・。 昔は五十君商会までベルジョン工具を買いに行った ものでしたが、時代が変わったんですね。 近々、こういったタフな時計の出番が来そうなので メンテナンスをしてみました 冒頭にも書きましたが、素人がこういったことを やると「防水機能が損なわれる」というように 言われがちです。 できる限り防水機能が損なわれないようにトライして いますが、メーカのメンテナンス教育を受けている 訳では無いので、保証はゼロです。 完全自己責任で宜しくお願いします 【定形郵便発送・送料無料】maxell マクセル コイン型リチウム電池 選べる CRタイプ DW-5600E用裏蓋パッキン(Oリング) 最強且つ永遠の定番です。 CASIO G-SHOCK カシオ Gショック ジーショック 腕時計 メンズ 時計 防水 カジュアル 5600 origin スクエア 黒 ブラック デジタル スピード DW-5600E-1V 四角 海外モデル 彼氏 旦那 夫 男性 ギフト 誕生日プレゼント これはクールですねえ。 日本、北米、欧州、中国で電波時計機能が 作動します、凄い! しかし東南アジアは圏外です・・。 【店内ポイント最大35倍!】G-SHOCK 電波 ソーラー 電波時計 ホワイト 白 5600 腕時計 メンズ ペアウォッチ デジタル GW-M5610MD-7JF キースへリングとのコラボです。 G-SHOCKはコラボモデルが面白いですね。 BOX訳あり CASIO カシオ G-SHOCK Gショック ジーショック Keith Haring×G-SHOCK コラボレーション限定モデル スクエア 四角 防水 メンズ 腕時計 時計 赤 レッド 白 ホワイト 誕生日プレゼント 男性 ギフト DW-5600KEITH-4 海外モデル 商品到着後レビューを書いて3年保証 夜間視認性を上げるため赤い反転液晶を 採用したモデルです。 マットブラックがかっこいいです。 CASIO カシオ Gショック G-SHOCK ORIGIN デジタル スクエア メンズ 腕時計 時計 多機能 防水 マットブラック 黒 レッドアイ DW-5600MS-1 四角 海外モデル スポーツ 商品到着後レビューを書いて3年保証 誕生日 彼氏 旦那 夫 男性 ギフト プレゼント 今回電池交換をきっかけに、数年ぶりにG-SHOCKを 検索したのですが、もの凄くたくさんヒットします。 面白い掘り出し物もあったので、一度見始めると ・・・欲しくなっちゃうかもしれないので要注意です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[腕時計] カテゴリの最新記事
|
|