ちいさいふ(小さいふ)は海外での持ち歩きに凄く便利で、革のクオリティは国産最高レベルです。
今から4年ほど前、ハンズのどこかの店舗で一目ぼれして、1年ほど迷った挙句、購入しました。『小さいふ』(ちいさいふ)のポキートです。大阪のクアトロガッツというお店が手作りしている革財布です。色のラインナップはとても多いですが、サイズは主に2つです。”ポキート”(上の写真)サイズ:横92mm×縦63mm×厚15mm容 量:カード 約3枚・小銭 ~30枚・お札 ~10枚価 格:8,424円(税込み)”ペケーニョ”サイズ:92mm×75mm×厚15mm容 量:カード 約6枚・小銭 ~30枚・お札 ~20枚価 格:10,584円(税込み)形のバランスや最小サイズが欲しかったのでポキートを購入しました。サイズは”手のひらサイズ”という表現がまさにぴったりです。国内皮革業界では有名な「栃木レザー」の革を使い、大阪府茨木市のクアトロガッツでハンドメイドされています。東西の合作です。栃木レザーではミモザから抽出したタンニンを使って、所謂フル・ベジタブルタンニン鞣しのレザーを仕上げています。規制の厳しいEU圏ではスタンダードな鞣し技法です。良いシボが見て取れます。生きていた証です。銀面を下手に削り過ぎない、飾らない革が自分は好きです右のマークはクアトロガッツの牛マークです。どういうコンセプトか知りませんが、自分、丑年なんで牛には思い入れがなんとなくありますカラーリングはちょっとムラがあったり、まっすぐじゃなかったりしますが、まさにハンドメイドで味があって実にイイと自分は思えました。革は柔らか、それでいて少しハリがあります。栃木レザーは普段ベルトでも使っていますが、とても品質が高く安定しているので安心して使い込めます。革製品には”使い込める安心感”がとても大事なファクターだと自分は日々思っています。この財布はサイズ的にも用途的にもポケットに押し込んで使うことが多いのですが、革自体がしっかりしているため、全然へこたれません。遅ればせながら、この財布の用途ですが、海外などでちょっとした散策に出るとき、免許証や郵便局のカード、Suicaなど不要なものを持ち歩きたくないので、クレジットカード2枚と空港ラウンジ用のカード、お釣りで増えていく小銭をコンパクトに持ち歩けるこの小さいふは最高に便利です。カードは別々に2枚入ります。重ねれば数枚は入れられます。財布を閉じたてボタンをすれば、カード、お札、小銭、全てが完全にロックされるので、落ちることが無い構造です。とても、実用的です地味に便利なのは、小銭がちゃんと入るところです。海外で小銭はちょっと邪魔なことが多く、ポケットにじゃらじゃら入れることもざらですが、この小さいふなら、ちゃんと格納できますただ注意ですが、この小銭入れは、慣れないと財布を開けたときに小銭をこぼしそうになりますひとたび慣れると、開いた瞬間に小銭が一覧で見られるため、便利なのです。スイスで生活していた際、ジュネーブ寄りではEUROとCHF(スイスフラン)が混ざってきて小銭を選ぶのがとても面倒でしたので、とても重宝しました。また、自分の知る限り、こういった財布でこじゃれたものを持つ人が欧州には意外と少なく、青白のストライプは大人気でした。ただ、CHFは札が小さく、この財布でも片方の端が浮いてしまいます。落ちるようなことは無かったのですが、見た目の収まりが悪いですね。同じく、EUROもサイズが合いません。CHFはおもちゃみたいなものの、表面がザラザラしていて滑りにくくなっていますが、EUROは薄っぺらく、いかにも滑り落ちそうなのでたたんでカード入れに入れてしまうのが良いです。日本円はばっちりです。ドルもばっちり収まります。北米はカードが普及していることとチップ文化が色濃く残っているので小銭が手元に残りにくく、じゃじゃらしないことが多いです。台湾元(NTD)は大きめのサイズなのでしっかり収まります。お揃いで持てたり、用途によって色分けして使ったり楽しい使い道がありそうです。革の財布は何万円もしたりして、気取って使わなきゃいけないのか・・・と考えてしまいますが、この”小さいふ”は、所有し、使っていくことで楽しさが味わえるいい存在に自分は思います。小さい財布 栃木レザー 【極小財布】クアトロガッツ ポキートピカソ 青の時代小さい財布 【極小財布】クアトロガッツ ポキートボルドーワインちょっと前まであった色ラインナップがディスコンティニューになっていたりします。ハンドメイドという事もあって、生産性は低いので気に入ったモデルで定番じゃないかな・・・というのはすぐにゲットしないと、無くなってしまいそうです。ハンズには店頭販売用の在庫や現品があるのでどうしても気に入ったものが手に入らない場合、入手できる可能性があります。かくいう自分も本当は赤ストライプも欲しかったのですが、今探したら、もうなくなっていましたハンズの在庫も無し・・・昔はよく見かけたのですが、今は毛穴が見て取れるほどの革がずいぶん減って、マシンメイドな銀面に仕上げられたものが増えました。そのクオリティは否定しませんが、毎日使っているうちに手に馴染み、いつの間にか持っている事が普通になって、いつの間にか元々持っていたような気になれる、そのような革製品を自分は求めています。どのような場面でも使い込んで、自分の汗や時間が染み込み、自分と成長したものですからね。いつか、劣化して世代交代しても、動態保存しておき、何かの折に眺め、昔を思い出して、奮起したりするのに良いと思っています。たかが財布かもしれませんが、自分は衝動買いせず、ちゃんと選びたく、良いと思えるものに出会えたので掲載しました↓ペケーニョは各色ここに揃っていました。レビューが430件も書かれていて驚きです。【送料無料】極小財布 クアトロガッツ ペケーニョ 日本製 本革 栃木レザー ミニ財布 小さいふ