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テーマ:がんを克服する(297)
カテゴリ:父のこと
しばらく更新しなかったのは、
そういうことなのですが、 書くことで区切りをつけたいと思います。 受診したあと、自宅に戻りましたが、 週明け、すぐに入院となりました。 食道は狭くなっているけれど、 癌の上部が広く空き、そこに水分がたまり、誤嚥したようです。 誤嚥性肺炎で、右肺は真っ白です。 最低限(もないかもしれない)の点滴と、 モルヒネをすぐ始めました。 そして、入院して2週間ほど経過した4月半ば、 父は他界し、先日、四十九日の法要も済ませました。 亡くなる数日前は、苦しく辛そうでしたが、 最期は、とても穏やかな旅立ちでした。 亡くなる4日前まで、自力で714Xは続けていました。 最後に注射した日、 「714Xは、間違いなく効果がある。 今後、広く認知されるためにも、 自分が良くなった前例にならなくちゃな。 先生に申し訳ないな。」そう言っていました。 心の持ち方については、わかった上で、 今までの自分のままでいることにしたようです。 病気の姿を人に見られたくないからと、 病室のカーテンを閉め、一日中テレビをつけていました。 話せなくなってからも、髪や服を整えるしぐさをしていたのも、 身だしなみに気を使っていた父らしい様子でした。 文句ばかり言っていましたが、 苦しくてもがんばる姿に、 自分の今までの生き方を貫く決心を感じました。 私は、良くなって欲しかったので、 もっと良いアプローチができなかったものか?と、 考え込んでしまいましたが、 いろいろな提示をした上で、 父が自分で思うようにしたことなので、 これで良かったのだと思うことにしました。 微笑んでいるようにも見える穏やかな表情だったので、 それが、全てを物語っているのだと思います。 結果として、回復はしませんでしたが、 催眠療法を受け、 714Xによる治療をしたことは、 とても大切なプロセスだったと私は思っています。 また、父の場合は食道だったので難しかったですが、 漢方薬も、間違いなく、よい効果があったと思います。 とにかく、父は、最期までがんばりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jun 9, 2015 09:07:50 AM
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