カテゴリ:ainとnaiの自分大好きになるための旅
アツかった夏も、彼岸を過ぎたあたりからめっきり涼しくなり、気づけば秋の気配。そんな季節になると、ふと頭をよぎるのは、高校時代の文化祭の思い出。もう、35年以上も前の話になるんですけどね。
あの頃、私が所属していたのは、映画研究部。今では想像もつかないかもしれませんが、当時の映画って8ミリフィルムで作ってたんですよ!え?8ミリフィルムって何?って思うかもしれませんが、簡単に言えば、今でいうところの「手作り動画」の原型です。 もちろん、今みたいに編集ソフトで「サクサクっと切り貼り」なんてできる時代じゃありません。物理的に、ハサミでフィルムを切って、それをテープで貼り付けて繋いでたんです。なんてアナログ!今の若者が聞いたら「ウソでしょ?」って言いそうですけど、本当なんです。 秋風が心地よく吹くころ、文化祭の上映作品に向けて毎日編集したり、アフレコしたりと大忙し。私も幽霊部員ながら、なんやかんやで手伝ってました。だって、合気道の稽古もあったし、今考えると結構ハードな生活だったんですよ。意外と多忙な高校生活だったなぁ…。 そんな忙しい活動の日々。もちろん夜は遅くなるわけです。高校生の胃袋って、まあ、すぐ空っぽになるじゃないですか。昼にバカでかい弁当を詰め込んでも、夕方にはもうペコペコ。で、だいたい夕方5時くらいに「休憩!」ってことで、部員みんなで学校近くのお好み焼き屋さんに繰り出すんです。 もうね、そのお好み焼きがなんとも言えないんですよ。ワイワイ言いながら、お好み焼きをガッツリ平らげて「よし、もうひと頑張り!」ってな感じで、再び作業に戻る。夜7時とか8時くらいまでやってたかな。でもね、不思議と健全だったんですよ。リミットはちゃんと8時くらいにしてたんで。 今でも思い出すんですよね。あの時の、お好み焼き。特別な具が入ってたわけじゃないのに、なんであんなに美味しかったんだろう?…そう、仲間と一緒に、一つの作品を作り上げる充実感が、そのお好み焼きを最高のごちそうに変えてたんです。 確か、1枚300円くらいだったかな?学生に優しい価格設定でね。 秋風が吹くたびに思い出す、あの秋の日。仲間と一緒に過ごした文化祭の準備と、300円のお好み焼き。そして、理屈抜きで「面白かったなぁ…」と胸が熱くなる、あの何気ない日々。 こうしてみると、単なる文化祭の思い出が、今も私の中で大切な一瞬として残っていることに気づかされます。皆さんにも、そんな“何でもないけど、特別”な瞬間、ありませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月25日 21時24分56秒
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