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カテゴリ:猫との暮らし(名前はとら太)
落ちていた猫を拾ってきて早4ヶ月
ついぞ生き物を飼う等という事は生まれてこの方考えたこともなかったが 田舎暮らしを始めて、どこか脳味噌の回線が狂ったのか、 はたまた、母猫を呼ぶ捨て猫の声が、自分を呼ぶ声と勘違いしてしまったのか、 落ちていた猫が、あまりに不憫で、つい小学生の女の子みたいに連れて帰ってきてしまった。 生まれて二週間程度の子猫だったが、 普通にミルクでも与えれば、勝手に飲むだろうと与えてみるも、 そう甘くはなく、いかにもひ弱そうに震えるばかりで、 ほとほと困り果て、 やむなく知り合いの獣医に連れて行って相談する事になってしまった。 ペットの診療代は、えらく高いものと常々聴かされていたため、 おそるおそるの受診だったが、幸い?にも人間の保険外診療に 比べれば遙かに安いものだったので「ほっと」胸をなで下ろした。 猫を飼うために必要な知識とダニやノミの検査、ミルクを飲ませてもらって、 さらに爪切りまでしてもらって1500円だった。 最低限の予防注射は、 月齢が満たされる翌月と翌々月ということになり、動物病院に毎月通うはめになった。 動物病院から戻り、ミルクを飲ませてもらい、すやすや寝ている子猫を 大きめの段ボールに入れて、事務所前の大屋根のある場所に置いて、 買い物に出かけて戻ってみると、段ボールの近くに縞蛇が。 動物が苦手な妻からは、餌だけあげて外で飼うならいいよと言われ、 自分も、外猫としてネズミ番のつもりで拾ってきたのだが、 これではだめだと阿吽の呼吸で、そそくさと家の中へ連れて帰った。 なにしろ、ここは辺鄙な場所にて、外には結構大型の蛇もいるし、 狸も、大型の猛禽類もいる。 考えてみると多少大きくなっても、 餌だけを与えて外で飼う等というのは到底無理がある。 それどころか、ミルクなどは当初スポイトで無理矢理与えて、 慣れてきたところで哺乳瓶に切り替え、たった20CC飲ますのに 1時間あまりもかけて一ヶ月も悪戦苦闘させられ、 これではそう簡単に子猫にとっては、危険な外に簡単に放置出来る訳もない。 まだ段ボールから自力で外に出られなかった子猫の時、 昼寝から覚めた「とら太」を抱っこして、 野良仕事をしている妻の元へ連れて行こうものなら、 蚊に刺されるからと連れてこないでと叱られたものだ。 あれから4ヶ月、予防注射も一通り終わり、 今では体重が2.3キロ、拾った当初の約10倍にもなった。 名前を呼んでも知らぬふりだが、 妻が「まんまだよ~」と言うと 飛び出してしまうような勢いで自分の食卓にとんでくる。 あまりの勢いで、台所の入り口では止まりきれず、 壁にぶつかりながら曲がって台所に入ってくる始末である。 自分が食べ終わると、必ず私の膝にのって、 私の食事に手をだし、しかられると、膝の上で寝てしまう。 じゃまになって降ろすと、 自分の部屋(8畳間)に行ってニャーニャーと人を呼びつける。 誠に身勝手この上ないのだ。 食事も、キャットフード(ドライ)だけだと下痢をするので ドライは、おやつ程度に少しだけあげて、 普段は、完全手作り食をあげている。 動物が苦手だった妻は、我が家の子猫だけは平気になり、 自分の作った食事をきれいに舐めまして食べてくれるものだから 可愛い可愛いと猫可愛がりである。 放っておけば良いのだろうが、 二人とも親ばかと言うか飼い主馬鹿というか ついついかまってしまうから困ったものである。 今では完全なインドアキャットだが、 今年、工場を移転し、引っ越し荷物の段ボールも未整理状態で まだまだ仕事にならないので、私が納品などで外出するときは、 車の荷室に猫砂と爪とぎを積んで連れて歩いている。 家で8畳間に閉じこめると大騒ぎするのに、 車に閉じこめて、客先を訪問してもおとなしく留守番しているから不思議である。 それにしても生き物を飼うというのは大変な事ではあるが やはり、関わった命を捨てるとかはとうてい考えられない。 ましてやそれが人間の子供なら尚更の事。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.12.08 12:21:39
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