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January 16, 2007
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カテゴリ:生きる

昨日、右手小指の爪を剥がしてしまい、「ツイてない」と書いたのであるが、一見ツイていないと思えることの中にもなかなか発見があるものだ。

小指なんてそうそう使っているものでもないと思っていたが、意外なところで使っている。Enterキーと押すときしかり、顔を洗うときしかり、ちょいと頭を掻くときしかりである。

柔道では小指はとても大切な指だ。相手の道衣は小指で掴むものなので、その重要性は分かってはいるが、日常生活でもこれほど大切だったというのは「発見」である。

自分の肉体や心を、人は知らず知らずのうちに疎かに、無意識に使ってしまっている。それではいけない。自分の一つひとつの動きや思考を「自覚的」に使うようにしなければいけない。

こういう努力は「自己改革」の第一歩だと思う。「潜在意識の書き換え」にはとても大切なアプローチだからだ。

昨日は食事のときも全神経を舌に、口腔内に集中させ、全ての味にアンテナを向けてみた。

車に乗り込み、シートベルトをし、キーを捻り、ギアをパーキングからドライブに入れ、ウインカーを出すいつもの所作を全て「自覚的」に行ってみた。

夜、布団に入るときは、布団の重みや、顔に触れる空気の温度をいちいち確かめてみた。

「日常」に流されて生活すると、どうしても行動が、心の奥にある(まだまだ未熟な)「プログラミング」に沿ったものになってしまう。どんなに忙しくても「慣性」で動いてはならない。(「感性」ではない)

ちょっとわかりにくいことを書いているが、そういうことに気づけたので、小指は痛いが、やはり私はツイているのであった。

以前に「ツイている」を連呼する人が嫌いとブログに書いたことがあるのであるので、控え目に言うが本当にそう思うのであった。

 






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Last updated  January 16, 2007 02:07:39 PM
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