女子サッカー「なでしこリーグ」開幕
INAC大勝、V2向け好発進…なでしこL開幕読売新聞ニュースによれば、サッカー・なでしこリーグ第1節(15日・ホームズスタジアム神戸ほか)が開幕し、昨季の上位チームが順当に白星を挙げた。 ロンドン五輪で金メダルを目指す日本代表のFW川澄らを擁するINAC神戸は、3季ぶりに復帰した大阪高槻に7―0で大勝し、2連覇に向けて好発進。昨季2位の日テレ、同3位の浦和は、ともに5ゴールを奪って快勝した。同4位の岡山湯郷は千葉に競り勝った。▼INACが福岡に大勝、日テレ・岡山湯郷も勝つサッカー・なでしこリーグ第2節最終日(22日・レベスタほか)――INAC神戸が2試合連続の7得点で福岡ANに大勝して連勝。体調不良だった日本代表MF沢が72分から今季初出場した。 日テレはFW岩渕の先制点などで狭山を下し、岡山湯郷もMF宮間のゴールなどで伊賀に快勝した。▼「やはり人気は一過性?」高視聴率なのに観客が入らない“なでしこジャパン”の構造的問題 (2012/4/18 11:28ネタりかより) 先日行われた「キリンチャレンジカップ2012」で見事優勝したサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)だが、実は試合中継が高視聴率だったにもかかわらず、観客動員が振るわなかったことが話題を集めている。果たして、なでしこの人気は本物なのか?4月1日の日曜日にユアテックスタジアム仙台(ユアスタ)で行われた米国戦の観衆は1万5,159人、平日の5日に行われたブラジル戦に至っては1万2,862人と、会場だったホームズスタジアム神戸の4割程度しか埋まらなかったという。だが、地上波テレビ生中継は米国戦は14.8%、ブラジル戦は17.5%と高視聴率を記録(関東地区、ビデオリサーチ社調べ)。とりわけ米国戦の数字は、同時間帯に放送されたフィギュアスケート世界選手権女子フリーと並ぶ視聴率だ。集客力よりテレビでの人気が先行している格好だが、「それも仕方ないこと」だと評するのはサッカー誌編集者。「男子のA代表ならいざ知らず、女子代表の試合をわざわざ試合場で観戦するのは、よほどのサッカーおたくか日本代表ファン。一般的なサッカーファンは女子サッカーを見ても、それほど楽しめないんです。というのも、なでしこのプレーのレベルというのは、中学強豪校の男子チーム程度なんです。日ごろ、A代表や欧州の強豪チームのプレーに触れているサッカーファンが、中学生レベルの試合なんて見ても楽しめるわけがないじゃないですか。別になでしこがどうこうではなく、これは女子サッカーの構造的な問題ですよ」一方、テレビで観戦する層というのはライトなサッカーファンや、とりあえず話題のなでしこの試合だから見ておこうという人々。こうしたこれまでサッカー、とりわけ女子サッカーに熱心ではなかった層に関心を持たれるというのは、決して悪いことではない。それどころか、サッカー人気の裾野が広がってきたともいえ、女子サッカー界にとっては好材料だろう。「ただ、懸念されるのは、こうしたライトなファン層による人気は移ろいやすいということ。今はW杯での優勝や澤(穂希)のFIFAバロンドール(世界年間最優秀選手賞)受賞など話題性があるから人気を保っていますが、時間が経てば次第に忘れられていくことだって考えられます。そうならないためにも女子の競技人口を増やし、彼女たちにアピールするよう努めなければなりません」(前出・サッカー誌編集者)一過性のブームに終わらないためには、なんとしても来たるロンドン五輪で金メダルが求められる。その意味で、なでしこジャパンは正念場を迎えているのだ。(ネタりか、文=牧隆文) ◇澤前主将が予想したとおり、結果を残さないと未来は開けないということがはっきりしてきましたね。五輪は、日本女子サッカーの未来のために金メダルが必要なようです。実力から言えば、世界ナンバー1ですが、さて、メンバーをどうするか、佐々木監督の胸三寸にかかっています。(^-^)