橋下氏の「計画発電」発言に財界が強く反発
橋下氏「計画停電」発言に財界「軽々に言うな」読売新聞ニュースによれば、関西経済連合会の16日の定例記者会見で、森詳介会長(関西電力会長)は「関電大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働なしでは(電力需給は)大変厳しい」と述べた。 夏に電力需給が逼迫ひっぱくするのを見越し、「安全が確立できた原発はすべてできるだけ早く再稼働させてほしい」と強く求めた。 夏場の電力不足に関して関電の筆頭株主である大阪市の橋下徹市長は、計画停電は避けられるとの見通しを示す一方で、「計画停電もあり得ると腹を決めれば、電力供給体制を変えられる」との考えも表明している。 これに対して松下正幸副会長(パナソニック副会長)が「昨年並みの節電でも困ると言っているのに、計画停電なんてとんでもない。軽々に計画停電と言うべきではない」と強く批判した。▼大飯再稼働「8条件」を「8提案」に…大阪府大阪府は16日の幹部会で、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に関する「8条件」について、原発全般の安全性確保を要望する「8提案」とした上で、大阪市と共同で国に提案する方針を決めた。 「8条件」に対し、府幹部から「府に権限がないのに、国所管の原発政策に注文をつける印象を与える」と慎重論が出たためだ。ただ、内容はほぼ同じで、再稼働容認へのハードルを低くしたわけではないという。「8条件」も、松井一郎知事と橋下徹大阪市長の「政治的メッセージ」として残す。 これに関連し、藤村官房長官は16日の記者会見で、原発再稼働に関連し、「(大阪府と大阪市に)必要があれば様々な説明をしていく」と語り、丁寧に対応する考えを強調した。また、地域政党・大阪維新の会代表でもある橋下氏が再稼働問題で野田政権の打倒を宣言したことについて、「選挙のマターとして、信を問う案件ではない」と述べ、再稼働の是非をめぐる議論が過熱気味となっていることに懸念を示した。▼仙谷氏、原発停止続くなら「日本は集団自殺」民主党の仙谷由人政調会長代行は16日、名古屋市で講演し、原子力発電所の再稼働について「電力なしに生活できないことは、昨年の東京電力の計画停電騒ぎで極めて明らかだ。止めた原発を一切動かさないなら、日本は集団自殺するようなことになってしまう」と述べ、国民生活の安定のために再稼働は不可欠との認識を示した。 ◇さあ、日本は原発無しでやっていけるんだろうか。過去、自民党による政治では、原発に大きく依存する政治をやってきた結果、電力需要のかなりの部分を原発に頼るようになりました。電気はほしいが放射能は怖い・・でも、いずれ決断は下さざるを得ない・・多くの担当者が苦悩していることでしょう。さて、日本国民としてどうするか・・(-0-)