テーマ:好きなクラシック(2315)
カテゴリ:声楽・オペラ
トリノオリンピックの開会式でパヴァロッティ一が歌い、
そして荒川静香が金メダルを決めたフリーで流れ一躍有名になった曲 「誰も寝てはならぬ」 プッチーニの最後のオペラ「トゥーランドット(TURANDOT)」の中でカラフ役のテノールが歌うアリアである。 原題は「Nessun Dorma」 中国の王女トゥーランドット姫は、愛や温かい心を知らず、 自分に求婚する若者には不可解な謎を出して、 それが解ければ結婚するが、解けなければ首をはねるということを繰り返していた。 いままさに、ペルシャの王子が犠牲になるところです。 そこに居合わせたのが、祖国を追われている身のダッタンの王子カラフ。 姿をあらわした姫を見たカラフは皆の反対を押し切り彼女に求婚し、 出された3つの謎をいともたやすく解いてしまいます。 しかし、姫は結婚を拒みます。カラフは妥協案として、 「夜明けまでに私の名前がわかれば殺されてもいい」という条件を出します。 そこで姫は町じゅうに「今夜は誰も寝てはならぬ」というおふれを出します。 それを聞いたカラフが 「誰も寝てはならぬか… 私の名前は誰も知らないのだから、姫は明日の朝には私のものだ。」 と歌うのがこのアリアです。 ところで今回大ブレークした「誰も寝てはならぬ」 今回!ではなく今回も大ブレークしたのです。 1990年にサッカーのワールドカップがイタリアで開催されたのはご存知の方も多いと思います。 その時にイギリスでサッカー中継の番組を担当していたディレクターが 自分の番組のオープニングに、パヴァロッティが歌っているこの曲を流したのです。 これを聴いたリスナー達に人気が出て、なんとシングル盤がリリース! オペラアリアのシングルカット!前代未聞のことです。 それがUKのシングルチャートのトップに躍り出てしまった。 しかも何週間かトップを獲得していたというのですから驚きです。 これをきっかけに、ワールドカップの恒例行事 「3大テノール」コンサートが開催されることになりました。 是非、オペラ「トゥーランドット(TURANDOT)」の全曲を映像でお楽しみ下さい。 レヴァイン指揮、ドミンゴ、マルトン出演のメトロポリタン歌劇場公演をお勧めいたします。 ゼッフェレッリ演出の絢爛豪華な舞台も見所です。 CDで「三大テノール」による「誰も寝てはならぬ」の聞き比べもいいかも! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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