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藤原大和の日本史徒然草

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藤原大和

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2016/01/17
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カテゴリ:社会問題
今回の食品廃棄物の横流し事件ですが、問題の本質は、みのりフーズなる製麺業者を装ったバッタ屋が、このカツを廃棄物と認識していたか否かということではありません。
なぜなら、廃棄業者であるダイコーが食品を扱うこと自体ありえないことであるし、それが廃棄物であることは誰の目にも明らかであるからです。
みのりフーズがそれを知らなかった訳がありません。というよりもみのりフーズは、曲がりなりにも食品業者の看板を掲げており、その看板を使った共犯であることは明らかです。
むしろ問題の本質は、原材料表示がない食品を平気で売買する業者の存在です。
販売を目的とする食品は、全て(対面販売等の条件はあるが)原材料表示をしなければなりません。
今回転売されたカツは、ココ壱番屋が自社工場で製造し自社店舗で調理販売することになっていましたから、基本的に賞味期限以外の表示はなされていません。
普通の食品業者が見れば、表示がない商品には必ず疑問を抱くはずなんですが、今回この商品を扱った業者で、その点を問題にしている会社はありません。
「ココイチさんだから大丈夫だと思った」
ふざけるな!と言いたいですね。
これまでココイチは冷凍のカツを小売したことがありますか?
バッタ屋に流したことがありますか?
すべての業者は、それが危ない商品であることを十分認識した上で売買していたことは明らかです。
今回の被害者はココイチと消費者であり、この商品を売買した全ての業者は同様に加害者なんですよ。
はっきり言って、私も食品業界に身を置いていた人間として、情けないというか、モラルの低下がここまで来ているのか、と唖然とする思いです。
多くの食品業者が必死に積み重ねてきた食への信頼を一挙に崩壊させたこの事件に対して、問題の本質をしっかりつかんだ上で、再発されないような環境づくりが早急に求められます。





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Last updated  2016/01/18 05:38:59 PM
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