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2008/05/16
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  『繻子の靴   あるいは 最悪かならずしも定かならず  -四日間のスペイン芝居-』
     ポール・クローデル:作  渡邊守章:訳

     
繻子の靴(上)

     
繻子の靴(下)


7月に!萬斎さんが!京都で!
「繻子の靴」の朗読オラトリオに出演されるという。
オラトリオってなんぞや? 
辞書によると「宗教的音楽劇。独唱・合唱・管絃楽で演奏される」とある。
「朗読のオラトリオ」だから歌を歌う訳ではなく、それぞれの役者の声の表現力でひとつの物語を魅せる。。
という、事か。

4月の末あたりから、公演が開催される京都芸術劇場HPをチェックしていたら、今月1日に詳細がUPされた♪
くしくも、私の誕生日に! この朗報を見逃す手はない。
何々?劇場の友の会に入ると、チケット先行発売の恩恵にあずかれると?
入るっきゃないだろ~~。 京都だよ~。 滅多とないよ、こんな機会!
つーことで、翌日には手続きを済ませてました(笑)

で、昨日、無事にチケットをGET~~♪
さすがは、萬斎さん。 きっと、私のような駆け込み入会が多かったのかな。
電話が全然、繋がらずぅ~。 ちと焦りましたが、何とか繋がり一安心。
お席も~。まずまずのポジション♪

公演期間3日の内、2日間は萬斎さんのお父様、万作さんが特別出演されるのですが、残念ながら
私が行く日は出演されないんです~。
見たかった。聞きたかったな。親子朗読劇を。

それで、この「繻子の靴」という戯曲。
フランスの劇詩人ポール・クローデルが、スペインを舞台にした若い貴婦人(ドニャ・プルエーズ)と
新大陸の征服者(ドン・ロドリック)との地上では適わぬ恋を中心に描いたものなのですが。。

難しい。大変、難しいです。
全体のストーリーを見れば、誰と誰がこうなって、ここで邪魔が入ってこうなって。。
と、分からなくもないのですが。
言葉がね。言葉を紐解くのが難しい。
とても詩的な表現が多いから、現代のストレートな物言いに馴れている私としては、何を言いたいのか
最初はイマイチ理解に苦しみました。


これを朗読するなんて。。大変だと思う~。
まぁ。演劇じゃないんだから、セリフを丸暗記しなくてもいいんだろうけど、文字だけ追っていたら
ただのリーディングになっちゃうしね。
この「朗読オラトリオ 繻子の靴」は過去にも上演されていて、その時は茂山逸平さんが参加されてた
みたいです。
あの折は、「上の巻」「下の巻」と公演日が分けられていたようですが、上下合わせると6時間以上も
所要時間がかかったらしい~。

「繻子の靴」については、萬斎さんは過去にポール・クローデルの詩による創作能「内濠十二景 
あるいは《二重の影》」にて、主人公の一人である「ドン・ロドリック」を「三番叟を舞う若者」として
演じられた事があります。
ですから、萬斎さんにとっても馴染みのある戯曲なんですね。

今回の公演は、「好評であった「全曲版」を踏まえつつ、舞台上演を視野にいれたウ゛ァージョンを
作るための作業である。」と、翻訳・構成・演出を手がけてらっしゃる渡邊守章先生が仰ってますので、
上下合わせた良い所取りの朗読なのかも。
そして、いつかは演劇として上演されるのかも知れないですね。
その実験に参加出来るなんてね~。嬉しい限りです。

しかし、翻訳をされた渡邊先生は凄いです。
本編の翻訳内容もさることながら、「訳注」の部分が膨大~で!
本文と同等量の「訳注」でした。
全部の訳注を拾うのは大変だから、気になる部分だけ読んでいます。
この本で何か賞をお取りになったそうですが、全くもって納得!です。


何はともあれ、まずは「繻子の靴」を全部読んで、ストーリーを頭に入れておかなければ。。
萬斎さんが関わらなかったら、一生、手を出す事の無かった部類の戯曲。
これも何かの縁と思い、7月に向けて、お勉強を頑張ります♪♪♪ d(⌒O⌒)b♪♪♪






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最終更新日  2008/05/16 08:05:53 PM
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