『ラム・ダイアリー』
<キャスト・スタッフ>
監督:ブルース・ロビンソン 原作:ハンター・S・トンプソン
音楽:クリストファー・ヤング 脚本:ブルース・ロビンソン
出演:ジョニー・デップ(ポール・ケンプ) アーロン・エッカート(サンダーソン)
マイケル・リスポリ(ボブ・サーラ) アンバー・ハード(シュノー)
リチャード・ジェンキンス(ロッターマン) ジョヴァンニ・リビシ(モバーグ)
アマウリー・ノラスコ マーシャル・ベル ビル・スミトロヴィッチ
<あらすじ>
1960年、ニューヨークでの生活に疲労し切っていたジャーナリストのケンプ(ジョニー)は、地元紙に
記事を執筆するためにプエルトリコへやって来る。
個性的なジャーナリスト仲間に囲まれすぐに現地に溶け込んだ彼は、ある日アメリカ人企業家の
サンダーソン(アーロン)と知り合う。
やがて彼の婚約者であるシュノー(アンバー)と出会ったケンプは、彼女に惹かれていくが…。
(シネマトゥデイより)
「ダーク・シャドウ」(ただ今、公開中~~)に続き、今年2本目のジョニー出演映画「ラム・ダイアリー」
公開初日の6月30日(土)に早速、観て来ました♪
「ダーク・シャドウ」よりは上映館が少なくて、ウチの県内でも1館しか上映していないという無常~さ。。
アメリカでは昨年の秋にすでに公開済みで、ようやく日本上陸したってのに。。
この映画はジョニーの友達でもある、ジャーナリストの故ハンター・S・トンプソンが書いた小説を映画化したもので、フィクションだけどハンターの伝記的要素が多い内容です。
ラム・ダイアリーの映画製作は10年以上前からジョニーとハンターの間で話しが出ていて、ハンター死後(2005年に自殺)6年経ってようやく実現。
きっと、ハンター氏も喜んでいることでしょう~。
「ラスベガスをやっつけろ!」という映画で、ジョニーは以前にもハンター氏がモデルとなったジャーナリストを演じていますけど、あれはとってもラリってました(笑)
ドラッグ漬けにラム漬けで、観ているこっちも平衡感覚が無くなってしまいそう~なラリラりっぷり。
ジョニーのスキンヘッドはリアル剃髪で話題にもなった作品です。
ハンターというとその印象が強いもんですから、「ラム・ダイアリー」もラリってるんだと思ってました。
予告編とかみると、コメディーっぽくて笑えるシーン萬斎・・いやん。勝手に変換しちゃうわ。
気を取り直して・・笑えるシーン満載かと思いきや、実際はちょっと怖くてシリアスな内容でした。
怖いってのはホラーじゃなくて、生命の危険に晒される方の意味です。
ハンター氏がラリラリで破天荒になる前は、人が良くて正義感強くて、ジャーナリズムとはなんぞや!?という熱き想いを持つ・・・(でも、ラム酒大好き!朝からビール!は基本ですけど)男前だったってのが発見出来るステキな映画でした。
ジョニーはねぇ。白塗りでもコスチュームものでもない、素の美しいジョニーがたっぷりみられるし、やっぱり演技ウマいわ~。ってもう、ファンには堪らんジョニーちゃんでした。(いつの間にか“ちゃん”呼ばわり(笑))
好きになっちゃイケない女性を好きになっちゃう~。イケないわ。イケないわ、ジョニー。
でも、好きなのよ~。一目合ったその日から~、恋の花咲くこともある~。(←昔懐かしいフレーズが、勝手にリフレイン~♪ 壊れてます。放置して下さい)
もう49歳なのにね(撮影の時は47くらいかな) 見えないわ。前よりちょっと肉付き良くなったけど、体はブヨブヨしてない。
シャワーを浴びてる時のジョニーは、♂のフェロモンがスクリーン通して伝わって来ました~。
ジョニーの。。っていうか、ポール・ケンプの想い人のシュノーを演じるアンバー・ハードがこれまた可愛くって美しくって、ナイスバディで絵になる二人だった。
(ジョニーが事実婚相手だったヴァネッサと別れた理由の一人と言われているけど、どうなんだろうか。。今更、ジョニーが他の女性に目がいくなんて思えないけど)
時代は1960年なのでまだ世の中が定まっていなくて、私利私欲を求めていい加減な人がワンサカいる時代。
人種差別、貧富の格差、鬱屈した精神。カオスな時代だけど、どこか自由であり逃げ道のある時代がスクリーンに広がってました。
最後はちょっと「あい?これで終わり?」みたいな尻切れトンボ感は否めませんが、ジョニーがハンター氏に捧げる映画だったんだろうな。。と思いました。
まぁ、構成とか意味を追及するのは置いといて、ただ美しいジョニー、演技上手のジョニーが観られて私は満足です。
出来れば、もう1回観てみたいな。