2008年に放送された萬斎さん主演のNHK木曜時代劇「鞍馬天狗」
昨日、急に天狗さんにお目にかかりたくなって、久しぶりに1話から順に見ました。
あれからもう4年も経ってしまったんだな~と思いながら、妖艶な天狗さんを堪能。
途中、山嶽党奇談あたりから息子も一緒に見だしました。
ふたりで 「いずくへご出立かな?大塚君。」 「足がある。幽霊の類いではなさそうだな。」などと、登場人物のセリフをお互いにスラスラと言い合いながら鑑賞(どんだけ好きやねん!:笑)
ドラマ放映当時、息子は高校3年生。
鞍馬天狗が始まる8時までには帰宅してドラマを見ていたし、特に、最終話の「角兵衛獅子:後編」のラストシーン。
近藤勇局長と鞍馬天狗の南禅寺山門前の一騎打ちがお気に入りで、放送終了後も毎朝、学校に行く前に録画したものをその部分だけを再生して、自身に気合を入れて登校していました。
そんな息子だから、昨日も最終話のラストシーンになるとやおらテンションが↑↑
このラストシーンは音楽のかぶせ方からカメラアングルから、局長と天狗の表情から何もかもが完璧で、まさに「神」だと大絶賛。
そして、リピート再生(笑)
いまだに、密かにこのシーンだけを一人で見ている時がある、とまで申しました。
月日は経っても、こうして人の心に残るシーンがあるって事が大切よね。
私の天狗さんのお気に入りシーンは、やっぱり彦根城ロケでのシーンだなぁ。
角兵衛獅子のお話で、鞍馬天狗が新選組の原木十蔵に成りすまして大阪城に乗り込んだ場面。
12月の寒い時期のロケで雨は降るわ、晴れていても寒いっていう過酷な現場だった。
あの大阪城のくだりが映るといまだに胸がキュンってなる。
原木氏に変装していた姿と、鉄砲で撃たれてスタボロになっていた天狗さんを生で見れたのは幸運だった。
撮影が終わって、頬の血糊を濡れティッシュか何かで拭って、スタッフの人に渡してた。
思わず、「そのティッシュくれぃ!」と叫びそうになるのを必死に堪えてたり(爆)
撮影の合間に晴明走りのように、いたずらっ子のように笑みを浮かべて城内の傾斜のキツイ階段をサササーと駆け下りていった姿も忘れられない。
もうあんなラッキー♪な出来事は舞い降りて来ないかもしれないけれど、これからも変わらず、ずっと萬斎さんを応援していくぞ~!と、あらためて思うのでした。
出来たら、鞍馬天狗のブルーレイ出して欲しいわぁ。
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