火曜日(11/13)に「のぼうの城」4回目の観賞してきました。
感想UPが今頃になったのは、今日、PTA関係の研修会があって、主催者挨拶なるものを檀上でやらねばならない大仕事が控えてた為。
日頃、大人数の前で話しする機会もないし、そんな高いところから話するなんて、もう夜も寝られない程に緊張しちょりました。
夢にまで見て、うなされたり(笑)
とりあえず、無事に終了~したので、遅まきながら書き溜めていた感想をUPします。
4回みてもまだよくわからないシーンがあって。
夏八木さん演じる明嶺(みょうりょう)和尚さん。
正木丹波が長親さんを探しに馬で通りかかる時、子ども二人をぶっ叩いて、取ったものを返すように手を出します。
子どもたちは和尚さんの手に何かを置いて走って逃げるのだけど、結局、和尚さんの手には何もないんですよね。
和尚さんは子ども達が行ってから、笑って手をすり合わせてたから、何か持ってたら落っこちるよね。
子どもたちは返すふりして逃げ去ったのか、それとも一番目の子は返したけど、二番目の子がそれをまた持ち去った。。って、事なんだろうかと。。
柿を盗んだって感じでもなかったしねぇ。だって、柿だったら大きいからわかるわけだし。。謎だぁ。
小説には、そのシーンに子どもは出て来ないので、真相がわからないんですよねぇ。
どなたかわかる人がいたら、教えて下さいな。
4回目の感想も、どうしてものぼう様中心になってしまいますけども、ご了承下さいね(笑)
開城が一転、決戦へと方向転換し、誰がどこの口を守るか決めている場面。
総大将ののぼう様。一応、刀を杖のように持って丹波の斜め後ろから参加しています。
それぞれの担当が決まった後、丹波が「兵の数こそ少ないが、地の利、人の利は当方にある。数ある利を縦横に駆使し、我らにしか取れぬ軍略で勝利をつかむ。」と言います。
その時、大人しくしていたのぼう様が身を乗り出して、何か言おうとしている所で場面転換。
あの後、「わしはどこを守ろうか」とのぼう様のセリフが入ったと思うのだけど、カットされてるんですねぇ。
その言葉を受けて、丹波が「総大将は大人しく本丸におれ」と一喝するんですよ。それが見たかったなぁ。と思って。
きっと、笑っちゃう場面になってると思います。
丹波とのぼう様。どっちが総大将なのかわかんないのがいいよね。
田楽踊りの場面は、のぼう様も段々と狂気に走っているように見えましたが、三成もまたそんな感じでしたね。
最初は「なんと豪気な」と感心していますが、踊っているのが敵方の総大将と知るや否や表情が一変します。
総大将という同じ立場の相手。自分は人を動かすのが下手で人望がない。
しかし、相手は癖のある部下を自在に操る大器。それも、何人(なんぴと)をも魅了する能力の持ち主。
そこに、太閤殿下から水攻め見物の知らせが入る。益々、大器の総大将を射止めて、殿下に勝利の報告がしたいとの思いに駆られる三成。
彼もまた狂気に走っていくのが、ひしひしと伝わって来て、何かに取りつかれているような表情が凄く印象的でした。
のぼう様と三成がリンクしている。とってもいいシーン。
ラストの忍城開城会談ののぼう様の将器としての変貌はやはり目を見張りましたね。
長束正家が「持ち出し禁止」を言い出して、丹波が異を唱え、和泉も文句を言います。
その時、三成が正家に「どういうことじゃ?」と尋ね、「勝利品もなければ、殿下に顔向けできぬわ」と正家が言っているのですが、その時にのぼう様の声が後ろで被っていて、「和泉、少し黙っててくれんか、丹波も。。うんぬん。。」と言ってるのが聞こえてた。
そして、なんといっても「のぼう様、楽しんでるやろ」と思ったのは、正家が折れて「持ち出し自由とする」と言った時に「城の財欲しくば、腕ずくで取られよ。」と言う時「腕ずく」の所で負傷した肩をポンッ!と叩いて、「アツッ」と痛がる時の所作と言い方。
「なんだ、その色っぽい目と口元はッ!」と、思わず、目がハァトになってしまったではないですか。
のぼう様の目力が最初と全然違う。メイクも段々と変えていったって、萬斎さんも仰ってたけど、凛々しくなってましたね。最後は。
明日は(日付変更線超えたから、今日か)、大ヒット御礼の舞台挨拶の日ですね。
メディアの萬斎まつりは終息した感がありますが、月曜日のWSは一応、捕獲目的で張っておいた方がいいかな。
最後にひとこと。
映画が見たくても、いろんな理由や事情で見られない人がいます。
「映画鑑賞〇回目」というタイトル見て不快に思われたらごめんなさい。
自慢するとか、そんな気持ちは一切なくて、ただ、感じたままの事を率直に書いているだけなんです。
自分の為の記録。っていう感じかな。
誰に何かを言われたわけではないですけどもね。最近、ちょっとそんな風に思ったので。