「のぼうの城」つきうさ覚書PART3
これで最終回かな。随分、うろ覚えだけど記憶の片隅に残っている感想をほじくり出しみます♪
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◆のぼう様の田楽踊り。袴の紐を解いて、お尻見せ(笑)。その後、本丸櫓門上から見ている靭負と甲斐姫のショット後、船上ののぼう様に切り替わった時は袴は元通りきちんと直されてました。
◆田楽踊りを堤の上から見ていた豊臣軍から「いづこのたわけじゃ」と声が上がっていた。
◆「ひょろろんひょろろん」と棒に女の着物と被きをつけて、下→のぼう様・上→女のマグワイ的なシチュエーション。のぼう様は足の先でキュっと棒を挟んで固定してる。あれ結構、きついと思うなぁ。凡人だったら、絶対に棒がガクガク揺れてあんなにリズムよく出来ないと思う。
◆三成が呼んだ雑賀の鉄砲衆が引鉄に手をかける時、指を小指から順にグルリと回して持つ所がカッコ良かった♪
◆大谷刑部が鉄砲を撃たせまいと思わず鉄砲に掴みかかって、側にいた武将に押さえつけられた時、刑部の側近が「何をする」という表情で側に寄ろうとして、彼もまた側にいた者に抑えらえていた。
◆鉄砲で撃たれたのぼう様。船から落ちて水に沈む。「誰が撃ったんだ」という声が聞こえてた。
◆かぞうが堤を壊そうと土俵を取り除いている時、雨が降っている。石田堤は大雨で決壊したという記録があるようなので、そのオマージュかな。
◆堤が決壊して、石田陣営に流れ込む濁流。多分、忍軍より人的被害が大きかったんではないかな。
◆水が引いた後の忍城の様子を見て三成が「浮城か。。殿下の仰せのとおりであったな。」という、静かな言い方が印象的。
◆堤を壊したとして三成の元にかぞうが連れて来られて、「のぼうを撃たれ、田を壊された百姓が黙っておると思ったか!ざまぁ見やがれ!」という場面は、爽快です。三成はかぞうをお咎めなしで放したけれど、正家だったらきっと仕置きしていただろう。
◆忍城軍と三成軍の再度の戦いに挑む時。正木丹波がたへえに「長親に心を寄せ、命を落とすなどバカ者のすることだ」と言って、たへえが「ならば何故、正木様は敵に向かわれるのか!」と問い、「わしか!わしがそのバカ者だからよ!」と言い放ち駆け出していく。この映画、一番の見どころシーンかも。
◆丹波が単騎で長束軍に向かって行く時、「先に本城が落ちた」と横やり注進が入ります。戦さは無用となり、その時の正家の「あやつの首が目の前なのに~」という悔しがり方がいいよね~。
◆忍城開城となり、丹波が床についている長親に「よいな、長親」と言うシーン。その時の長親のショットが欲しかったな。。。と思う。
◆三成・吉継・正家の3人が忍城に入り、開場会談の場面。正家の無理難題に丹波と和泉が文句を言い、長親が「和泉。それと丹波も。少し黙っててくんないかなぁ。」という。「くんないかぁ。」って言い方がツボに入った。なんかキュートだ♪
◆長親からの開城の条件の一つ。「貴殿の軍勢には、降った百姓を斬ったものがおる。その者の首を。」と三成に言う所。「斬った」という声の出し方が妙に好きなんです。そこだけ、何度も聞いていたくなる、何故だか。
◆三成たちが会談の場を去る時、三成が「良い戦でござった!」と気持ち良く締めくくっているとき、正家だけは去り際に「ふんっ!」と忍城の面々に鼻を鳴らして出ていく。さすが、正家~。好きだな、そのキャラ。
◆忍城から出ていく豊臣の三武将。三成と吉継は丁髷姿だけど、正家だけは兜をかぶっている。そして、「先に行く!」と言い捨て、馬を走らせる。彼は最後までズレていて、浮いていたなぁ。
◆土俵を片づける豊臣勢。そして決壊によって生命を落とした者の供養をする和尚さんや忍城下の領民たち。敵味方なくキチンと弔っている姿が映し出されていて胸が温かくなった。
◆最後、物見櫓にタンポポの綿毛を持って上るのぼう様。頭に着けられてる黄色とピンクの小花。とても可愛らしく、綿毛も飛んで、新しい芽吹きや復興・復活を示唆していて良いラストショットだったと思う。
覚えている限り書き出してみましたけど、これより前に書いた最初の頃の感想を入れると結構、膨大な覚書になりますね。
細かいことを言い出したらキリがないくらい、愛すべきシーンが多い映画です。
とは言っても、一番最初に感じた「?」な感想も忘れず、これからものぼう様を愛して行きたいな~って思います。
さて、あと何回見に行けるかな。前売券がまだ4枚残っているので、それは消化したいと思います。