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カテゴリ:パニック障害
休職や退職はかなり勇気がいる。私もそうだった。
『休む勇気』っていうのがなかなか出来なかった。 格好よくバリバリ働いていたわけではないけど、その先も決めているわけないから怖いし、何だか逃げているような気持ちもしたし、ぶっちゃけ周りの目というものも気になった。家族の中の立場みたいのさえも気になった。一人っ子の私はちょっぴり親の目をいい年しても気にする。 そっれに、「休んだって、病気が治るのか?発作がすぐなくなるわけでもないし・・」的思いもあった。 立ち止まることが怖かったのかもしれない。 完全無期休職から今で5ヶ月になる。 会社は社長と私の二人だけの不動産屋にいた。給料やその他の何の保障もない。 でも今の感覚は変わってきている。 去年の六月、パニック発作3年ぶりの再発後、発作の恐怖に怯えながらも毎日会社に行っていた。会社では気が張っているせいか約1ヶ月発作らしい発作は出ないでいた。しかし、前兆みたいなものはしばしばあり、病気のことを言っても理解ありそうな社長だったにもかかわらず言えないでいた(以前に「私はパニック障害になったことがある」という話はしていたことがあったにもかかわらずに、実際再発した事は言い出せずにいた)。その時点ではまたきちんと通院もしておらずごまかしごまかしやっていた。 7月に入って初めて一人で会社にいる時に発作が出た。社長は外出中でいなかった。もう、とにかく怖くて怖くて帰りたくなった。でも外出中の社長にどう説明していいやらわからず、とにかく荷物をまとめながら帰る決心をしていた。そしたらちょうどそこに社長が帰って来た。 「もう治ったと思っていたんですけど実は最近また発作が出て、会社ではならなかったのに、今出ちゃって~・・・!!(涙)」と、社長が帰って来た顔を見た途端にゴウゴウと涙が出た。発作の途中だったので、その顔色の悪さに社長も驚いていた。すでにその時、手足のしびれと耳が聞こえない感じと目がかすんでいるような大きめの発作になっていた。 こうして私の場合、目の前で発作を見せる(?)ことが出来たお陰でそれから説明はいらなくなった。今思えばかえって良かった。 それから病院を幼馴染に紹介され通院開始。社長と相談して、給料を時給換算してもらい、辛い日は遅刻早退、休みなどにしバイトのように仕事をしていた。 だが、たびたび発作が出るようになり、まず2ヶ月程度休んだ。たまたま不動産屋の暇な夏に重なっていたから。 そして9月半ば頃「そろそろ忙しくなって来たんだけど・・・どお?」という社長からのメールを受けてまた復帰し始めた。一応時給バイトな感じで。社長はそれには何も言わないでいてくれた。 しかしながら社長は何も言わないでいてくれても、今度は、休めば休むで「休んでいる。迷惑をかけている」という罪悪感と劣等感のようなものが出る。かと言って毎日通勤する自信もない。その両方の狭間の気持ちに悩まされるようになった。だから家で休んでいても緊張し少し治まっていた発作も小ぶりながら出始め辛くなってきた。 (ちょっと続きは明日の日記に書きます。すみませぬ!明日は治り始めるまでの様子になります。) ★★★★ 休職などを迷っていらっしゃる方など良かったら感想下さい。まだ話の途中ではありますが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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