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カテゴリ:歴史の勉強
外国人が日本を訪れた時の感想として、「皆さん真面目で、気遣いがあり、やさしい。町はごみ1つなく、清潔で交通機関は時間通り運行され、車内はとても静かで綺麗。皆に譲り合いの精神があり列にもきちんと並ぶ。忘れ物はかなりの確率で帰ってくる。店やホテルの受け答えもとても親切だ。」と回答されるというのは、よく聞くことである。
これは一言で言えば民度がいいと称されるが、ではなぜ日本人は、こんなに民度がいいのだろうか。 その問いの答えの一つが、今話題になっている歴史の本「日本人の知らない世界史の原理(茂木誠、宇山卓栄著)の第1章の終わりに書いてあった。 日本人の起源は縄文人で、1万数千年に渡って縄文人の時代があったが、なんとその間争いがなかったことがわかっている。頭蓋骨に傷があるのは弥生時代からだそうだ。 つまり縄文人はお互いを思いやり、争わない遺伝子があったのだそうだ。 そして今の日本人の10%にまだ縄文人の遺伝子が受け継がれていて、これは近隣アジアの諸民族との決定的な違いだそうだ。 日本人は、いつの時代にも外来の文化と敵対せず巧みに受け入れてきた。異なる価値観を持った人々と争うのではなく共存協調する驚くべき力を縄文人から受け継いできたと言っている。 日本人の民度の高さは、上記のような背景から来ているようだ。 西洋のような「やられたら絶対やり返す」という考え方は日本にはあまりなく、日本人には 国譲りや、聖徳太子の「和を以って貴しとなす」や、江戸城無血開城のように必ずとことん殺し合う他民族では考えられないような、「なんとか収める」という能力があるように感じる。 この力で世界平和に貢献できないだろうか。 日本人が知らない! 世界史の原理 [ 茂木誠 ] にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.10.15 07:37:54
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