久し振りの乗り鉄記
6月24日以来,4か月半振りに大井川鐵道のSLに乗ってきました。前回はアジサイの季節だったのですから,時の流れは早いものです。▲11月は1年でもっとも行楽向きの月ということで,大井川鐵道のSLも休日の便はほとんど満席状態です。今日も上り便だけ辛うじて空席があったので,新金谷→千頭は普通電車に乗りました。元近鉄16000系です。古くても特急形なので,座り心地がいいです。大井川鐵道の保有車の中では最高なのではないでしょうか。▲最近まで,4番線の隣の留置線にはC56 44が留置されていましたが,今は新金谷の車両区に留置されています。▲今年1月1日撮影この移動に関しては大井川鐵道からの公式発表がないため,いよいよ解体か・・・という噂も流れたようですが,歴史的に多大な価値を持つこの機関車を,会社の一存で解体できるワケはありません。事実,留置場所は解体に使われる外側線ではなく車両区の機関庫内なので,恐らく再び走らせるための修復が行われるはずで,万一走らなくても,永久保存される・・・はずです。実は,私はこのポニーが走っているところを見たことがないので,ぜひとも元気よく走る姿を見たいものです。▲千頭駅構内西端の留置線で待機するSL急行の手前には,井川専用の貨車が留置されていました。井川線は,軌間こそ一般的な1,067mmですが,ルーツが森林鉄道のため,路盤やトンネルの限界が非常に小さくできています。そのため,車両はミニゲージ並みに小さくなっています。SL急行と比べると,大きさの違いが一目瞭然です。トロッコ列車もこのサイズなわけですから,今の時期はきっと客車を10両くらいつないでもギュウギュウ詰めで大変なことでしょう。▲千頭駅では,近くのレストハウスがヤマメの塩焼きをその場で焼いて売っています。子ども二人と3本買ったら,今日のヤマメは小さいからと1本おまけしてくれました。子供は,当然取り合いを始めました。(笑そこで,私が頭としっぽの近くを食べ,残りを半分こさせました。もう少し寒くなると,焼き芋も始まります。▲上り金谷行きが入線し,待ちかねた乗客たちが乗車口を目指します。通常,大半の団体観光客は,千頭からはバスで奧大井の温泉へ向かうか金谷・静岡方面へ戻るかしてしまうので,上り列車はガラガラのことが多いのですが,今日は初めて満員の上り便に乗りました。▲その牽引機を運転する機関士。個人のホームページを持ち,人柄の良さもあってファンが多い人です。うちの子どもたちも大好きで,大井川鐵道にいくたびに捜すのですが,いつも会えるわけではありません。今日は久し振りに見掛けて,しかも乗務する便に乗れるとあって大はしゃぎでしたが,機関車付近はちょっとした撮影会状態で混雑し,おまけに7両編成時には機関車がホームの先にはみ出してしまうので,声を掛けることはできませんでした。ですが,新金谷で降りると,列車はその先の終点金谷まで行き,乗客を降ろすと車両区のある新金谷へ戻ってくるので,差し入れのお茶を買って帰りを待ちます。そこでやっと声を掛けてもらったばかりか,差し入れのお礼といって営業用のカレンダーをもらって大喜びでした。▼▲後ろで小4の娘が持っていますが,すっぽり隠れてしまうほどの大きさ。うちには貼るところがないかも。(^^ゞ最初に書いたように,今月は大混雑の大井川鐵道ですが,12月になると一日1往復になる分,席には余裕ができます。また,気温が下がると煙や蒸気がキレイに上がるようになるし,車内では今時貴重な蒸気暖房が体を優しく包んでくれます。さらに,今年からは元日運行も始まり,鉄ちゃんにとっては閑散期になる冬が本当のハイシーズンと言えるかも知れません。この冬は大鐵へGO!!しましょ。(^_-)