[我が家の本棚]の記事一覧 | フルーツバスケット★ブログ

ひとまねこざるときいろいぼうし　4～5歳

H．A．レイ　作・絵　光吉夏弥　訳岩波書店おさるのジョージシリーズもしくはひとまねこざるシリーズ。どれも、同じジョージが大活躍。ほのぼのと楽しい作品です。以前から紹介してきた絵本ですが、本日で一応区切りがついたかなと思っています。この作品は絵本ナビで4～5歳の方に薦めておられますので、その紹介と他にも参考にと思い、そのページへのリンクを張っておきました。以前に紹介させていただいた本もフリーページで各年齢別に整理し直しておりますので、よろしければご覧ください。また、紹介し忘れていた作品や新しい作品があれば、更新しますので、その節にはご覧ください。★ひとまねこざるシリーズ全6冊セット★H．A．レイ関係★4歳★ 絵本ナビ4～5歳

2005年01月16日

ぐるんぱのようちえん　3歳から小学校初級むき

西内みなみ　作　堀内誠一　絵厚生省中央児童福祉審議会推薦図書全国学校図書館協議会選定図書子どもが楽しくなるようなものがちりばめられた作品。最後にビスケットがでてきますので、一応お知らせしておきます。

2004年12月26日

ウソつきのススメ　小学上級から

林　多加志　　作　　　南　伸坊　　絵講談社第３１回講談社児童文学新人賞受賞作１９９１年７月６日　第1刷発行実はこの本は、多分本屋さんではもうられていないかも知れません。しかし図書館などではまだあるかもしれないと思い紹介させていただきます。要するに、それほど面白いということです。タイトルからしてなんだろう？！こんな事を言っていいのか？！と思わせてしまうかもしれませんが、ほんわかとした、明るくて優しい家族のお話です。いまでも、「ほうれはくちゃくちゃ・・・」と食べながらごまかすお父さんのフレーズが出てくることがあります。

2004年12月25日

はれときどきぶた　　小学低学年～中学年？

矢玉四郎　作・絵タイトル通りのはちゃめちゃなお話。でも、このとってもはちゃめちゃな所が、この本の魅力です。この本の続編が、「あしたぶたの日　ぶたじかん」です。１冊目でハマルと、ぜひ次が読みたくなると思います。★ 矢玉四郎関係★ 7歳

2004年12月24日

とべ！ジャイアント　小学低学年～中学年？

とべ！ジャイアントバ－バラ・スマッカ－　作　　石井満　　訳ぬぷん児童図書出版息子のお気に入り本の一冊です。幼児期から脱皮しようとする時に共感できたのでしょうか・・・★ 7歳

2004年12月22日

くまの子ウーフ　小学２～4年向

著者：神沢利子／井上洋介改定新版になっていたので第１刷を見ると１９６９年でした。半世紀経っても色あせていない魅力のある本だと思います。★ 8歳

2004年12月20日

子犬のロクがやってきた　小学２～４年向

子犬のロクがやってきたご存知　中川李絵子　さんの作品にご主人の　中川宗弥　さんの挿絵がはいっています。岩波文庫★ 中川李枝子関係★ 8歳

2004年12月16日

こぎつねコンチ　４歳～小学校低学年？

こぎつねコンチ「ぐりとぐら」でお馴染みの中川李枝子さんと山脇百合子さんの名作コンビの作品。私が持っているのは　のら書店　ですが、他からも出ている模様。その詳細はわかりませんが、この　のら書店の本はお奨めです。「季節の移りかわりのなかで営まれる、おさない子どもとお母さんのゆたかなを生活えがいた、はじめてよんで聞かせるのにふさわしいおはなし。」との紹介文です。色つきの絵本を卒業しようとするお子さんが、１人で挑戦するのに適当な短編がたくさんあって、無理なく１冊の本が読破できるお奨めの１冊です。お話も、白黒の挿絵も、さすがは「ぐりとぐら」の名コンビ。★ 中川李枝子関係★4歳

2004年12月15日

いやいやえん　４歳～小学校初級むき

中川李枝子　作　大村百合子　絵大村さんは旧姓で、実は、「ぐりとぐら」でお馴染みの中川李枝子さんと山脇百合子さんの名作コンビ姉妹の作品。厚生大臣賞受賞NHK児童文学奨励賞受賞サンケイ児童出版文化賞受賞野間児童文芸奨励作品賞受賞★ 中川李枝子関係★4歳★ 絵本ナビ4～5歳

2004年12月14日

はじめてのキャンプ　４歳～

はじめてのキャンプ林　明子　作・絵福音館書店さすがは　林　明子サン！絶対裏切らない１冊だと思います。背表紙も裏表紙も、内容も挿絵も全て楽しめちゃいます。★ 林明子関係★4歳

2004年12月13日

エルマーのぼうけん　６～７歳

ルース・スタイルス・ガネット　作　ルース・クリスマン・ガネット　　絵渡辺茂男　　訳早くこの本を紹介したくてうずうずしていました。文句なしの幼年童話だと思います。できれば、エルマーのぼうけん・エルマーとりゅう・エルマーと16ぴきのりゅうの３冊セットを買われる事をお奨めいたします。★6歳★ 絵本ナビ6～7歳はじめてのキャンプ　４歳～ルース・スタイルス・ガネット　作　ルース・クリスマン・ガネット　　絵渡辺茂男　　訳早くこの本を紹介したくてうずうずしていました。文句なしの幼年童話だと思います。できれば、エルマーのぼうけん・エルマーとりゅう・エルマーと16ぴきのりゅうの３冊セットを買われる事をお奨めいたします。★6歳★ 絵本ナビ6～7歳

2004年12月12日

はらぺこあおむし　１・２歳～

作・絵：エリック・カール訳：もりひさし出版社：偕成社ベストセラー、はらぺこあおむし。いろいろなタイプがでていますが、こんなのはいかがでしょうか？英語版ですが、厚紙でできていて、その虫食いの穴の中を通れる小さなぬいぐるみとのセットです。★ はらぺこあおむし関係★ 0～１歳★ 絵本ナビ1～2歳★近鉄1・2歳

2004年12月10日

ブルーナの0歳からの本（第3集）　０歳～２歳

うちの子が初めて楽しんだ絵本。読んだというか、かじったというか・・・どちらかというと、選んだ動物の名前を言ったり、歌をうたったり・・・ただ、最初は指が器用ではないので、ある程度の厚みが必要なんですよね。これは、それに充分こたえてくれました。★ ブルーナシリーズ★ 0～１歳

2004年12月09日

わすれられないおくりもの　４歳～

スーザン・バーレイ作　小川仁央訳評論社子どもの絵本というには、少し重いかもしれません。しかし、この世に生を受けたからには、こう生きたいものだと考えさせてくれる本です。大切な人を偲んで、今日はこの本を紹介させて頂きます。★4歳★ 近鉄4歳

2004年12月06日

ごんぎつね　５歳～小学中級向き？

著者：新美南吉　絵　黒井健偕成社新美南吉の世界を、絵がしっとりとおぎなってくれます。何故か、名作にあわない絵が多い中、この本はだいじょうぶです。対象年齢は少し高めだとおもいます。小学生でも、充分楽しめる本だとおもいます。★５歳

2004年12月05日

おふろだいすき　４歳～小学校初級むき

松岡享子　作　林明子　絵福音館書店　日本傑作絵本シリーズ林明子さんらしい、暖かくて夢のある作品です。これを読むと、バスタイムがぐっと楽しくなるでしょう♪★ 林明子関係★4歳★ 絵本ナビ5～6歳

2004年12月04日

まどからおくりもの　３歳～小学校低学年？

五味太郎・しかけ絵本偕成社下の子に選んだクリスマスの本ですが、上の子の方が、しかけ絵本の魅力にハマって、しばらく、工作に没頭しておりました。★ 五味太郎関係★ 3歳★ 絵本ナビ2～3歳

2004年12月02日

つるにょうぼう　５歳～小学中級向き

つるにょうぼう矢川澄子　再話　赤羽末吉　画日本傑作絵本シリーズ　福音館書店対象年齢は少し高めの、代表的な日本昔話。言葉も絵も美しい本です。大事に残していきたい１冊です。★ 矢川澄子関係★ 赤羽末吉関係★５歳

2004年11月30日

さんまいのおふだ　4歳から小学校初級むき

水沢謙一　再話　梶山俊夫　画福音館書店　こどものとも傑作集新潟の昔話。★4歳

2004年11月29日

かさじぞう　4歳から小学校初級むき

瀬田貞二　再話　赤羽末吉　画福音館書店　こどものとも傑作集日本の昔話。こういう本は、大人が大事に伝えていくべき本なのでしょうね。★ 瀬田貞二関係★ 赤羽末吉関係★4歳

2004年11月27日

スイミー　4～5歳

レオ・レオニ　作　谷川俊太郎　訳好学社紹介がおそくなりましたが、とってもきれいな絵の本です。絵本の世界で権威あるコルデコット賞を受賞。「スイミー」は小学校2年生の国語の教科書(光村図書)に30年近く採用されている名作で、国内での絵本出版でも50部を越すロングセラー絵本としても有名とか。 ★4歳★ 近鉄4歳★ 絵本ナビ5～6歳

2004年11月25日

こんこんさまにさしあげそうろう　４～５歳から

こんこんさまにさしあげそうろう森　はな　作　梶山俊夫　絵ＰＨＰ研究所「ごろはちだいみょうじん」の絵を書かれた梶山俊夫さんの絵と、もう亡くなられましたが、兵庫の　森　はな　先生の作品。第２８回青少年読書感想文全国コンクール課題図書第５回絵本にっぽん大賞受賞日本図書館協会選定よい絵本選定これもぜひ伝えたい１冊です。森　はな　先生が残された言葉に「喜べば、喜び事が喜んで、喜び集めて、喜びに来る。」か｢喜び連れて喜びに来る」「喜び勇んで　喜びに来る」のどれか忘れてしまいましたが、こんな言葉があると聞いた事があります。すごく良い言葉だと思ったので紹介しておきます。（それなら、もっときちっと覚えておくべきでしたね。すみません。）★4歳

2004年11月24日

ごろはちだいみょうじん　4歳から小学校初級むき　

ごろはちだいみょうじん中川正文　作　梶山俊夫　絵福音館書店　こどものとも傑作集「ごろはちだいみょうじん　いうても、かみさんのことやない。たぬきの　はなしや。」で始まるお話。独特の言い回しのなかに、昔話のもつ温かみを感じます。梶山さんの絵ともとっても良い組合せ。こういう絵本にもぜひ出会って欲しいと思う１冊です。★4歳

2004年11月23日

１４ひきのやまいも　３歳～５歳？

岩村和朗いわむらさんの14ひきシリーズ。秋らしい作品です。本当に緻密なスケッチをしてから描かれたんだろうなぁと思います。１４匹の名前は子ども達の方が良く知っていました。これを読んでからとろろご飯をすると、話題は本の事に・・・★ 岩村和朗関係★3歳

2004年11月22日

こんとあき　４～5歳

林明子　作福音館書店　日本傑作絵本シリーズこれは文も絵も私の大好きな林明子さんの作品。この絵本は、皆さんにぜひ読んでいただきたい名作ではないかと私は思っているのですが・・あらすじは読んでからのお楽しみに♪★ 林明子関係★4歳★ 絵本ナビ4～5歳

2004年11月21日

あさえとちいさいいもうと　3歳から小学校初級むき

筒井頼子　作　林明子　絵福音館書店　こどものとも傑作集下の子が生まれた時に、ちょっぴり寂しいお姉ちゃんに読んだ絵本。そのせいか（？）とっても可愛がってくれました。ただ、横で見ていると、赤ちゃんも迷惑だろうと思えるような可愛がりもありましたが、まあ、気持ちをありがたく受け取っておきましょう。★ 筒井頼子関係★ 林明子関係★3歳

2004年11月19日

マドレーヌといぬ　　4歳から小学校初級むき

作・絵　ルドウィッヒ・ベーメルマンス　訳　瀬田貞二福音館書店マドレーヌ・シリーズの２冊目。アメリカ最高の絵本賞、コールデコット賞受賞の絵本。マドレーヌシリーズで特にオススメする１冊です。★ マドレーヌシリーズ★ 瀬田貞二関係★4歳

2004年11月18日

げんきなマドレーヌ　　4歳から小学校初級むき

作・絵　ルドウィッヒ・ベーメルマンス　訳　瀬田貞二福音館書店マドレーヌ・シリーズ最初の作品らしいです。娘はマドレーヌシリーズがお気に入りでした。★ マドレーヌシリーズ★ 瀬田貞二関係★4歳★ 絵本ナビ3～4歳

2004年11月16日

ロバのシルベスターとまほうのこいし　5～７歳か？

ウィリアム・スタイグ　作　せた　ていじ　訳評論社まほうのこいしで石になってしまったシルベスター。突然いなくなったシルベスターを探し回るご両親。ハラハラドキドキ。最後は、私は親の立場で、子どもはシルベスターの気持ちで、ああよかった・・・と完全に同化しています。★ 瀬田貞二関係★５歳★ 絵本ナビ6～7歳

2004年11月15日

はちうえはぼくにまかせて　４歳～？

ジーン・ジオン　文　マーガレット・ブロイ・グレアム　絵　これも我が家からなくなってしまった娘のお気に入りの１冊。「はちうえはぼくにまかせて」と言うシーンでは､完全に入り込んで本人の気分で大きな声で言っていました。これは、温室のような鉢植えだらけのお風呂のシーンが印象的で、我が家のお風呂にも鉢植えを置きたいと言っていました。これも今からでも買おうかと悩む１冊です。★ ジーン・ジオン関係★4歳

2004年11月14日

かもさんおとおり　　5～７歳か？

文と絵　ロバート・マックロスキー　訳　わたなべしげお我が家からなくなってしまった娘の大のお気に入りの１冊。特に子ども達が喜んだのは、一番小さいかもさんがグエっというところ。親子の情愛も、ユーモラスの中にしっかりと描かれています。今からでも買おうかと悩む１冊です。★５歳★ 絵本ナビ6～7歳

2004年11月13日

ぐりとぐらのかいすいよく　4歳から小学校初級むき

中川李枝子さんと山脇百合子さんの不朽の名作、「ぐりとぐら」シリーズ。子ども達は、瓶の中に地図と手紙が入っているところに冒険心がかきたてられたようで、しばらく冒険ごっこでした。★ ぐりとぐらシリーズ★4歳

2004年11月12日

おなら　4歳から楽しめます

長新太　作かがくのとも傑作集息子の大のお気に入り作品。なんといっても、おならの音を読む時に、とっても楽しそうな声をあげて笑いこけます。極めつけは背表紙。おならのバリエーションを全部読むと、笑いがとまりません。あんなかわいい声で笑っていた頃が懐かしい・・★ 長新太間係★4歳

2004年11月11日

どろんこハリー　4歳から小学校初級むき

ジーン・ジオン　文　マーガレット・ブロイ・グレアム　絵　わたなべ　しげお　訳サンケイ児童出版文化賞推薦厚生省中央児童福祉審議会推薦全国学校図書館協議会選定「基本図書」日本図書館協議会選定大阪市立中央図書館選定名古屋市児童図書選定協議会選定このハリーシリーズは、私も子どもも大好きなシリーズ。暖かくて、ユーモラスで、かわいくて・・・★ ジーン･ジオン関係★4歳★ 絵本ナビ3～4歳

2004年11月10日

ぼくのパン　わたしのパン　4歳から楽しめます

ぼくのパン　わたしのパン神沢利子　文　林明子　絵かがくのとも傑作集福音館書店1981年2月2日　第1刷幼稚園の野焼きパンを食べてから、我が家でもパンを作り始めました。その頃は、電子レンジの活用なんて知らなかったので時間がかかりましたが、楽しい思い出です。（村上祥子さんの電子レンジで作るパン、簡単でおいしかったです。）この本で充分楽しんでから作ると、尚一層、楽しくなる事請け合いです。写真で紹介できないのが残念ですが、ぜひどうぞ。（ネットでも私は見つけられないのが残念です。）でも、小麦もダメな時は、ちょっと辛くて読めなかったなーと思い出します。★ 林明子関係★4歳

2004年11月08日

きょうはなんのひ？　5歳から小学校中級むき

瀬田貞二　作　林明子　絵私の大好きな絵本です。まみこの明るさ、ユーモア、優しさ､繊細さは、このお父さんとお母さんの子だからなのかなと思います。こんな家庭でありたいなとの希望をこめて・・この本を読んでから、娘が私達の結婚記念日を祝ってくれます。★ 瀬田貞二関係★ 林明子関係★５歳

2004年11月07日

おしゃべりなたまごやき　４歳から小学校中級むき

寺村輝夫さんの楽しいお話と、長新太さんのきれいな色使いで描かれた楽しい絵の絵本。1974年国際アンデルセン賞国内賞受賞子どもが小学校の劇で演じた絵本。王様になったり、コックさんになったり、名演技、珍演技続出。★ 寺村輝夫間係★ 長新太間係★4歳★ 絵本ナビ6～7歳

2004年11月06日

くだもの　２～４歳向き

昨日、我が家で食べれないものが載っている絵本は何があるか調べていたので、「本の中では、アレルギーのある子もない子も、自由に食べたり遊べたりできるからでしょうか。」と全然関係ないのに書いてしまいました。でも、昔の絵本をみているうちに、我が家で楽しんだ絵本も紹介しておこうと思いました。この絵本は、例の園長先生推薦絵本です。外の外見と、すぐに食べられるようにして渡してあげる心遣いがよいとのことでした。「さあ　どうぞ」とままごとのように・・★2歳★ 絵本ナビ0～１歳

2004年11月05日

園長先生の方針

折角、幼稚園時代の事を書いているので、、★ ９月２３日の日記や、★ 10月17日の日記以外のことをお話します。この先生の方針はユニークで、例えば、園には中学校用の登り棒が設置されておりました。先生曰く、「危ないと言う方もいらっしゃるが、危ない子は上には登れない。それよりも、何にでも自信をつけさせてやって、例え幼稚園生でも中学校の登り棒が登れるって思うことが、次へのチャレンジになる。」「本当に危ないのは、できないのに上に階段等で昇れてしまう遊具です。」と。確かにこの園で2年間お世話になったのですが、小学校高学年までは自信に満ち溢れていたように思います。（それ以降は、今は思春期で、何故か正反対になっているかもしれません。小さい時に頑張りすぎた反動でしょうか？しかし、ココを通り過ぎたときには、必ず一回り大きくなっていると、母は信じています。おーい。もうそろそろかねー。待っているんだよー。）その他に園長先生が強く言われていた事が、夜の1冊の絵本です。｢お母さんといえど、1日中、理想の母親でありつづけることはできない。今日は、怒ってしまったかもしれない。そんな時、今日はごめんねの気持ちを込めて（口に出して謝らなくて良い）、1冊だけ、絵本をやさしい、理想の母親になって読んであげてください。」というものでした。24時間、理想でありつづけることは難しいけれど、寝る前の10分間、理想である事はできます。しかし、子どもは、その理想のお母さんのイメージで眠りにつけるので1晩はいいお母さんでいられるのです。また、この1冊だけと約束しておく事がミソです。子どもはうれしいので、他の本もせがみますが、約束を守る、我慢するという事を覚えます。しかも、毎日なので、次の日の楽しみもできるのです。そして、それ以上の効用。親と子の共通の楽しい思い出ができるのです。我が家にも、当時の絵本が残っていますが、ふと、それに目をやって、子どもと、「あそこがおもしろかったねぇ」「笑ってしまったね」などと、懐かしい暖かい時間に戻れます。また、園長先生は、子どもが大きくなって、1人で絵本を見た時に、きっと何かのヒントがそこにあるっておっしゃっていらっしゃいました。「こすずめのぼうけん」のように、何故か子どもがひかれた作品の中にそれがあるのでしょうか。我が家では、まず図書館で絵本を借りて、まず、読んでみました。これも、ある日、同窓会でご一緒させていただいた先輩が、詠み聞かせをする文庫活動をされていて、遊びにいらっしゃいって誘っていただきました。車で20分位なんですけど、そこでは、毎週土曜日にお話し会があったり、子どもが読みたいような絵本を一緒に探してくださったりして、本当に本と子どもが大切って考えておられる方が、献身的にお世話くださいました。（私はお世話されるばかりでした。）その文庫で毎週本を1人2冊借りて帰って、毎晩、何度も選ぶヒット本を、購入することにしておりました。ですから、本には本当に大切な思い出が残っていたんです。また、園長先生も絵本は必ず捨てずに残して下さいね、っておっしゃっておりました。大きくなったら解るからと。しかし、上の子が小学校高学年の時に、どうしても部屋が片付かないから、絵本を処分してくれと言いました。だいぶ説得したのですが、意志が固かったので、そっと納屋に隠しました。しかし、それをみつけて、「ウソをついた。」と怒ったので、仕方なく、一緒に廃品回収にだしました。ですから現在、我が家には、下の子のお気に入りだった本しか残っておりません。全然残っていないよりよかったのですが、今になって、上の子は「それでも、なんとかして残しておいてくれれば良かったのに・・・」と残念がります。捨てるときは、いよいよだったら、もう一度買いなおせばいいと思っていたのですが、そういうものではありませんでした。しかし、上の子は必ず子どもができたら、本を楽しんで、必ず、その本を残しておくだろうと確信しております。これを読まれた方も、私のように失敗をしないで、捨てる前にもう一度考え直して下さい。実際には場所を取るのですが・・・

2004年10月19日