フィギュアスケートは浅田真央に多くの借りがある
フィギュアスケートは、世界選手権の前に、グランプリシリーズという腕試し的な試合が6試合ある。(もちろんそこに出場できるのは各国のトップクラスで、1試合最大3名までと枠が決まっている。前年度怪我で出場できずポイントが低い選手は国際B級クラスでポイントを稼がないといけない) グランプリの始めはたいていスケートアメリカで10月中旬からスタート。 今年真央が出場したスケートアメリカの記事をご紹介。【フィギュアスケート】アメリカ人記者、浅田真央は「スケートの境界線を押し広げていく」by Spovide Staff | Posted on 火曜日, 10月 22nd, 2013フィギュアスケートの浅田真央は今季開幕戦で優勝を果たした。この幸先良いスタートに、アメリカ人記者は彼女の成熟を見いだしている。 アメリカ・シカゴで行われたスケート・アメリカで、浅田は金メダルを獲得した。 シカゴを拠点にスポーツを取材し『シカゴ・トリビューン』などにも寄稿、受賞歴もあるメリッサ・イサクソン氏は、アメリカ『ESPN』に「スケートの境界線を押し広げていく浅田真央」との記事を紹介している。ショパンのノクターンを選択したプログラムに、「より成熟し、ロマンティックで、おそらく2014年五輪後の引退を最近明かした女性に、より似合う新しいショートプログラム」と評価している。また、試合後の会見でのライバルたちからのコメントも紹介されている。アメリカ王者のアシュリー・ワグナーは準優勝に終わったが、「マオにおめでとうと言わなければいけない。だって彼女はこの競技を大会のたびにさらに発展させている。それこそ私たちがとても幸せに感じるべきことだわ」と称賛。3位になった14歳のロシアのエレナ・ラディオノヴァは、浅田は自身にとっての「アイドル」だと語り、憧れを口にした。「彼女(浅田)のことを、ライバルとだけ見ることはできないわ」「彼女がスケートしている時は、ただ楽しみながら見ているの」ソチでの高みを見据え、世界が浅田に注目している。浅田真央がGPシリーズ第1戦で優勝=「夢のようだ」「ほかの選手を好きになれない」―中国版ツイッター 配信日時:2013年10月21日 18時43分 2013年10月20日、米デトロイトで開かれたフィギアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカで、日本の浅田真央選手が優勝した。 浅田選手は、ショートプログラム(SP)73.18点で首位に立つと、フリーでも131.37点となり、合計204.55点で優勝した。2位は米国のアシュリー・ワグナー(合計193・81点)、3位はロシアのエレーナ・ラディオノワ(合計183・95点)だった。 このニュースは中国でも報じられ、「中国版ツイッター」と呼ばれる簡易投稿サイトには、浅田選手を応援するコメントが数多く寄せられた。 「おめでとう、おめでとう、真央。シーズン最後まで安定した力が発揮できますように」 「ショートプログラム70点+フリー130点で合計200点。状態は完ぺきではないのに、こんなスタートが切れるなんて夢のようだね」 「昨日、浅田真央はある日本人のおばさんのペンを使ったのだが、今日、わざわざ人をよこしてそのペンを返したそうだ。彼女はNiceだと思う!」「氷雪の世界に熱い気持ち。 フィギュアスケートは浅田真央に多くの借りがある。 人生は彼女に対して不公平だ。 フィギュアスケートは見た目には美しいが、 実際は彼女の味わった残酷さや不遇の時代を考えれば、 ほかのどの競技よりも厳しいと言えるだろう。 浅田真央が引退したら、私もフィギュアスケートは見るのをやめる。 私はもうほかの選手を好きになれない。 永遠に前を向き続ける浅田真央、おめでとう!」 「浅田真央の新しいプログラムは本当に美しさにあふれている。 個人的には2014年のソチ五輪で優勝してほしい。 けが、お母さんの他界、外界からの“メンタルが弱い”という指摘などがあっても、彼女はずっと持ちこたえてきた。今日 見せた生まれ変わった姿が、自分がベストだということの証明だ。頑張れ!」(翻訳・編集/北田) わたしのよう一ファンにできることは何もなく、素晴しい演技に歓喜し、不遇な扱いに憤り、連盟やテレビ局に抗議メールを送るくらいしかできない。 だから思う。 自分のフィールドで、真央からわけてもらった生きる歓びを、巡り会うひとたちにひたすらに伝え続けるだけ。