ひとりごと
自閉症の子は、独り言を話すことが多い。これは発達の偏りであり、言葉をコミュニケーション手段として使わず、記憶された言葉が、そのまま口をついて出る、という具合だ。特に言葉を話し始めた初期に多いらしく、ひーくん、今、真っ只中!ひーくんは5歳後半で初めてしゃべった。が、最初の言葉が何だったか、ママは忘れた。「ママ」でなかったことだけは確かで、「あけて」だったかなあ、いや違ったかなあ…なんていい加減。ひーくんはいつしゃべるんだろう~と、待ちくたびれたのかも。で、小学校へ行き始めてから、急激に言葉が伸びてきた。と同時に、独り言が始まった~!きたきた、という感じ。たいくんで経験済みなので、それほど驚かないけど、「おんなじなんだなあ」と妙な感慨がある。まずは電車のアナウンス。「まもなく~、しんよこまま~(新横浜)」たいくんも言ってたなあ(今でもあるけど)。たいくんはこのあと、ビデオのセリフを延々と続けていたが、ひーくんは今のところそれがない(あまり見ていないせいか)。と思っていたら、思いがけない独り言が出てきた。パパと出かけたモスバーガーでの出来事。ナゲットを手に、「いらな~い、いらな~い」と言うので、パパは、「う~む、やっぱり、マックのナゲットじゃなきゃ嫌か…。ん?でも、いらないと言いつつ食べてる…?」と見ていると、「いらな~い、いらな~い…リーチでーす!」ぎゃ、なんて事!最近彼がはまっている麻雀の世界がそこに…(1年生ではまるか!?)他にも、駅で広告の入っていない大きな白いボードを見ると「はく!」、車に乗っていて「東なんとか」という地名を見つけると「とん!」。これでいいのか…あ、「ひとりごと」のテーマからずれてしまったわ(汗)。