ベリーダンス Tomo Oriental Dance

奴隷制度の名残りか、口減らしか…？

　自分が何を見て来たのか書かないのもなんなので。



　アスワンでは沢山の「喜捨だけで生きている人」をみてきた。
トイレ掃除なんて最たるもので、１ＥＰを見事に取り立てる。
世界文化遺産のある場所のトイレは賃金を全く払わずに清掃させて
トイレを利用する観光客からチップを貰い、それだけが収入源。
サービスを受けていないのなら払う必要はないのだが、
あの迫力のあるオバチャンの取り立てにビビり、
トイレットペーパーを受け取るサービスを受けてチップを払っていた私。
観光地の公衆トイレに待ち構えて、勝手に商売？
でもトイレでチップを貰おうと待ち構えているオバチャンは
あれだけが現金収入らしい。

女５人でエジプトの文句を言う時に必ずこのトイレと●国人の話が出た。



今回のツアーは７人と３人のスタッフ。
うち女性は６人だったので、まとまりが良く、
遺跡周辺の恐ろしい客引きに毎回束になって値段交渉したり、
一人が腕を掴まれると一丸となって抗議して逃げたりしていた。



　その中で何回か「奴隷制度」の話がでた。
「奴隷」というのは日本人の考えるところの人間の売り買いでは無く、
「口減らし」という表現の方が合っている様な気がする。

そもそも働き盛りの人間を暴力で屈服させるのは難しいはず。
エジプトの気候を考えると丈夫な男でも虐待すれば３日で寝込むか死ぬはずだ。
そう思うと奴隷とは、
「衣食住、三食保障の給金無しの口減らし、家族に仕送りできず」
が現実的ではないかと？
だからみんなタラタラ働いてテキトーにおしゃべり。
仕事中でも外国人の女の子のお尻を触るとか、これなら納得がいく。

今の民主化だと収入源が無いと食べられなくなる。
借金しても食費に充てれば永遠に返すめどは無いはず。
雇う側も収入が無いと雇用人に給金を与えていないはずだ。

●写真●

　そりゃあ日本の女と結婚して
女の家族を頼りに来日したいでしょうよ！！
残業代で荒稼ぎできる日本に帰って来て、
今更こんな事を考えてみる。