ベリーダンスも音楽も…
ベリーダンスも音楽も… 一言でいえばエジプトに住んでいる人々のほとんどには縁の無い世界です。ヌビア人のガイドさんは、結婚式には必ず、バンド&有名な歌手&ダンサーを呼んで皆で踊るとか…それ以外ではご縁は無いそう。テレビ放送も無し。カイロっ子の結婚を控えた坊ちゃんガイドは「ベリーダンス?好きですよ~♪」と余裕の答え。カタール機の中で見た映画にはちゃんとベリーダンスシーンがあり、なかなかキュート♪ なぜか?いままで私は、色んな問い合わせに「イスラムでは、すべての楽しみ事。例えば、お酒&音楽&踊りは禁忌とされています。もちろん表向きはそう広言して、裏では個人の判断次第です。」と答えていた。 …が、それは超☆お金持ちや外資系お勤め人の場合で実情は、「月給8,000円で残業代&ファイトマネー無しのカイロ青年が、9,000円もするディナーショーなんてみてらんない。」でした。ハッキリスッキリした答えが出て良かったですo(^-^)o カイロのディナーショーですが、席の争奪戦で■国&■国側女性ガイド&●国&●国側男性ガイドのアラビア語&英語バトルが凄かった!!特に女性添乗員は絶対に引かないで30分は食い下がる。私ら日本人は3人なので始めから末席。トルコでは最初からテーブルに旗を起てて、皆が公平に見えるように配慮してくれてたのに…ショーはダンサーさんは、綺麗だし上手だった。そして●国軍団はいきなり立ち見。後ろの席の事なんて考えない。■国軍団はアイドルちゃんが来ていた様で、マネージャー様がお店側に話しをつけ、彼女をいきなり舞台にあげて踊らせていた。 坊ちゃんガイドは「踊りたかったら、話し、付けますよ~♪」とアラブ人特有のおおらかさで言ってくれたけど、あの●&■に張り合う気にもならず(∪o∪)。。。 これを3時間も見せ付けられていた日本人3人組はその後、●国の悪口で多いに盛り上がったのである。(●国=今、餃子で話題の国) ルクソールは生演奏もダンスもやらない時に当たる。アスワンでは良くウードを聞いた。レストランでもホテルでも在中しているミュージシャンがいた。彼らの生き方は、「衣食住付きの給料無し、外国人の喜捨だけで暮らすいわゆる口減らし」という奴隷時代とあまり変わらないミュージシャン本来の生き方をしている人達。雇う側は、「仕事を与えてあげたでしょ?いやなら辞めていいよ?」な対応だそう。今回は、外資系ホテルでよくこのヌビア人やアフリカの出稼ぎがこんな待遇を受けているのを見掛けました。音の質は緩く柔らかったです。 時々、「エジプトで聞いた曲を、ピアノで演奏したいから楽譜が欲しい」という問い合わせがありますが、本場のミュージシャン達は大体が世襲制のため親の演奏を聞いて育って、親を引き継ぐやり方なので楽譜はありません。大掛かりなバンドは自分達だけの手書きスコアを持っているみたいです。