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テーマ:☆エジプト☆(461)
カテゴリ:エジプト Egypt
6―5:★必見?ヌビア村、二枚舌
順序を無視して、6日目の私が一番書きたかった事から書きます。 アスワンの自由時間は何をするか決めていなかったのですが、エジプト人ガイドから 「皆さんでまとめてヌビア村に行きませんか?」 と提案され、6人で行く事にしました。 ガイドからは幾つかの注意点 ◆何を言われても支払いは一番最後に船を降りてからすること。 ◆サービスを受けたら多少の施しをして欲しいこと。 ◆ガイドから現地のツアコンに下記の交渉をしました。 30分:モーターボートでヌビア村に行く。 ↓↓ 30分:ヌビアンコーヒーを入れてもらう。ワニを見せてもらう。 ↓↓ 60分:今度はフルーカに乗り換えてナイル・クルーズ。 ↓↓ フルーカでイシス・アイランドの船着場に着岸。 2時間のツアーが終わり、岸に下りてから20ドルを払う。 アスワン市内の自由行動。イシス・アイランドの船着場から各自帰る。 ◆支払った後から文句を言っても取り返しがつかない。 ええ…ここにわざわざ旅の記録を書いたって事はガイドが交渉をしてくれた内容がひっくり返されたから書いたんです。 本当に個人旅行の方は大変かもしれません!! 私は6人で男性が2人もいてくれたから何とか希望通りのコースを辿る事が出来ました。 ステキな写真ばかり手元に残っていますのでお見せします。 何度も東京ディズニーランドのジャングルクルーズと同じショットというか、「ひょっとしてここがモデルだよぉ~!」と思う写真が何枚も撮れました。 ツアーの皆に言うと「ディズニーの方がマシよ!!」と捨て台詞。 それが何故かと言うと…(つづく) ヌビア村が見えてきました。 後から思うと観光客向けに出来た立派なお店であって、超☆高級住宅です。 現在ではこういった観光業とワニの養殖で生計を立てています。 サービスにワニを手に乗せてきますが、後からチップを要求されます。 先に値段を言わないで後から要求?先に言えってぇの!! 元からここは山の上。 山の頂上で風に吹き晒されている為岩と砂の土地になっています。 アスワンダム建設のため、本来あったヌビア村はこのナイルの下に水没しました。 それまでは農業として自活してきたそう。 日本で見返すとますます思うのですが、スターウォーズのルーク・スカイウォーカの育った家に似ていない? この人達が後からやってきて、お店で土産物を押し売りしてきます。 そういえばなんとなく歩き方が嬉々としていますね♪ 【ヌビアンコーヒーの入れ方】 母なるナイルの水を汲む(え?生水?) 土の壷にナイルの水を入れる 墨で加熱する 焙煎済みのコーヒー豆を砕いて入れる 香料と砂糖を入れる 沸騰するまで待つ 土瓶の先に草を突っ込んでフィルターにする(草は洗ったの?) カップに注ぐ(ナイルで洗ったのかい?) (左)ガラベイヤはモーターボートの持ち主。 「どうぞコーヒー貴方の為にコーヒーを入れました。是非とも飲んで行ってください♪」 …5分後… 「コーヒーを入れたんですから、1人1ドルチップを払ってください。」 ですと? 「私達はツアー代金20ドルの中にコーヒーも含まれていると聞いています。」 5分ほどコンニャク問答が続く(私は絶対に払う気は無かった)。 ツアーのお爺さん(右)が代表で 「これが全員のチップ。ハラース(終わり)だ!!」 1ドル払って結構大声で言いきってくれました。 「ヌビア村見学って、たったこれだけかよ?」 と、いつも皆をとりまとめてくれるお爺さんの一言。 ナイルを渡りながらしばらくヌビア村の日常風景を垣間見る。 先程の村の女性達にとっては、観光客にサービスしてチップを貰う事だけが本当の現金収入だとは分っていても、20ドルと聞いている私達6人は後から追加で請求される事に納得がいかない。 ほらね、やっぱりジャングルクルーズの風景じゃない? 「ところでさ、さっきのコーヒーの水も草もカップも浄水された水で洗っているのかなぁ…?」 「大丈夫かしらぁ?」 それは愚問というものでしょうね~♪ 洗濯水も風呂水もアヒルが泳ぐのもナイルだから。 そうこうしているうちにツアコンは(結構気を悪くしていたと思う) イシスアイランドにモーターボートをつける。 「はい、イシスアイランドにつきました♪」 だと?ツアーの内容ではアスワンの岸からフルーカ1時間のはず! 40分もごまかす気? 既に女性陣はこわばった顔で怒りを通り越して無言。 男性陣は呆れ果てて言葉も出ない… ここからエジプト人のこういう性格にはイヤという程慣れしている Tomoの真の実力の見せ場です♪ コンニャク問答の主な内容。 「フルーカに乗せてください」←これを5回以上は言った。 「ここで終わりにしたら10ドルしか払わない」←2回は言った。 「約束は守ってください」←これは愚問だろう。 そのうち、皆も彼らとの約束なんてあって無いようなものとか、そもそも約束も果たさず義務も責任感も無く、お金だけ欲しがる人達だという事を悟ったみたい。 とにかく粘って交渉をしないと何も始まらないので男性陣はツアコンに食い下がってくれ、それからツアコンがやっと観念してフルーカの持ち主と連絡を取らせて乗り移るまで約20分かかりました。 ほらね、勝利の笑みですよ♪ 風任せに帆を貼って進むフルーカ。 日によっては全然風が無いので前に進まないとか? 山の上に見えるのはあのクリスティ女史が「ナイル殺人事件」を書いたオールド・カタラクト。 …ところでこれで、Tomo達の勝利で終わったと思う? まさか!ヌビア人の性根を垣間見させる商売はここからですよ♪ ナイルのど真ん中で船を止め、フルーカの真中のテーブルクロスを剥がせばそこはヌビアのお店と化す。 皆さんお土産用にサクサク買い、そして6人がかりで交渉するというチームワークの良さを築きあげました♪ モーターボートなら15分で着く距離を40分かけてフルーカでイシスアイランドに向かっただけでお終い。 6人共 「エジプトでは決して油断をしてはならない」 という良いお勉強をしたので、イシスアイランドで全員が船から降りた事を確認してからツアコンに20ドルづつ支払い、誰もお礼を言わずお別れの挨拶とチップを渡しませんでした。 それからツアーの残りの日程と、ワゴン車の移動の時にこの話題を蒸し返す度に盛りあがりました。 残りのツアー日程のローカルルールが出来ました。 ◆1人の価格交渉は3人がかりで。 ◆女性6人は下ネタ相談あり。 ここまで読んでくれた皆さん、ありがとう♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.17 09:43:39
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