ベリーダンス Tomo Oriental Dance

※連載が続いておりますが、いずれ本１冊にまとめます。
　あくまでも４０歳過ぎの人の事を書いていますので、
　若い方がこれを読んでビビらない事を祈ります。


　先週に引き続き、嫌な１週間となった。
人生の中で、そう滅多に味わえない悪の巣窟なので感じたままに書き留めて
何度も繰り返しながらこの時の出来事を事ある毎に思い出そうと思う。


【月曜日】

　下版２冊を済ませる。
最後の最後まで写真トラブルが終わらず、皆で慌てふためく。
アルバイト３人のうち、Wendyは会社のやり方を馬鹿にしてさっさと帰る。
アルバイトのJonとTomoは最終列車の時間までギチギチに協力してから帰宅。

私はね、ロマフェストの講習会に本当は行きたかったのよ。
なのに２３時まで会社で働いていたわ。
踊るための資金を稼ぐために働いているのに、これじゃ人生の目的を見失ってしまいそうだ。


【火曜日】

　担当社員は火曜、朝４時にマンガ喫茶へ仮眠をとりに行ったらしい。
社長はタクシーで帰宅、午後から出社する。

社長がバイト３人を呼びつけて残り１冊の制作の打ち合わせをする。
バイト３人を呼びつけ言ったセリフ。

「Jonは、自分がやりたい仕事だけをやりたがる」
「Wendyは、自分の価値観だけで仕事をする」
「Tomoは、仕事に対して真剣みが足りない」

だそうである。
仕事の打ち合わせに入る前にバイト３人の欠点としてあげつらうとはどういう了見だ？
この３人のモチベーションだけど、私は出会って３日目で見抜いたし、
それはそれなりの３人の会社に対しての価値観であるので
ネガティブではなく単なる個性だとは思えるが？

帰り道、派遣会社からお仕事紹介の連絡が入っていたけど、
もう電話をしても間に合う時間でないのが残念。


【水曜日】

　朝イチで確定申告。
2011年の収入に対して払った所得金は全額戻ってきた。
やっぱり還付申告はした方がいいよね。

会社に行くと、助っ人として来てくださって
皆の精神力のために骨身を削ってくださった女性が帰る所。
全員で玄関までお見送りに行き、最敬礼をした。
先週まで職場で「珍言＆暴言」を繰り返していた
社長の奥さんに対しての態度とは皆、違うじゃない？

夜は、企業コンサルタント会社が我が社の査定に来る。
社長は私ら全員の悪口と批判を言ってたので不快であった。


【木曜日】

　派遣会社に電話をしてみたが、既に他の人に仕事は決まっていた。
まぁ、こんな事もあるよ。

Wendyは火曜日の社長のアホ発言がまだ許せないらしい。
Tomoは
「この人から何を盗めるか。
この人をどうやって利用しようか。
その程度の社長なんて、皆が見捨てていくよ。
そうね、カルガモが最初は飛べないんだけど、
やがて巣立ちの季節になると親なんて見向きもしないで
渡り鳥になって飛んでいってしまうのと同じ。」
と、珍言したらやけに納得してくれた。


【金曜日】

　帰り仕度を始めて、
「それでは明日の軽～い打ち合わせ～！」
のはずがトラブルを発見。
チーム仕事のため、バイト３人で決着をつけてから帰る。


【土曜日】

　寝坊して昼寝して、タップリと手作り料理を作る。

今週学んだことは

★善悪で物事を見ない
★震災前まではお金をばらまいてプロに仕事を押し付ける会社であった
　震災後はバラ撒くお金が無くなったので自社仕事に切り替えたが
　実はたいした実力なんて無かった事が露見した
★いままではどんなミスも業者に責任転嫁してきた
★社長という立場に立っても人間性を磨き続けるべきである
★人は自分の鏡である　
★リーダーシップという言葉の意味を単に
　「雑用は下請けに押し付けるだけ」
　と勘違いをしてきた４０歳が引き起こした結果

だぁぁぁ！！

プロの精神分析医もコンサルタントも解決は出来ないと思います。
私は今後の人生に生かそうと思います。