さくらまつりの影響 可能性高い 感染者の増加と病床ひっ迫2021.05.31 18:48RAB
県内では新たに11人の新型コロナウイルス感染が確認されました。 県の感染症対策を担う萱場医師は弘前や五所川原管内の感染者の増加について弘前さくらまつりの影響の可能性が高いという見方を示しました。 県によりますと新型コロナウイルスの感染が確認されたのは11人で居住地別では五所川原保健所管内で6人、弘前管内と八戸市でそれぞれ2人、青森市で1人となっています。 このうち八戸市の1人は市内の県立高校で発生したクラスターに関連しています。 このクラスターと市立中学校の2件のクラスターは関連を含めて18人となりました。 県内の現在の感染者はきのうから33人減って249人で回復した人などを含めた累計は2352人となりました。 入院中の患者は90人で病床の使用率は42・7%です。 また感染力が強い「N501Y」の変異ウイルスが新たに15人から検出され県は今月の感染者の少なくとも23%がこの変異ウイルスに感染した人と推計しています。 県の感染症対策を担う萱場医師は弘前管内や五所川原管内の感染者の増加について弘前さくらまつりの影響の可能性が高いという見方を示しました。 ★県感染症対策コーディネーター 萱場広之 医師 「感染の機会が(弘前さくらまつりの)人流によって増加して地域の感染者数の増加まさに医療がひっ迫しているわけですけどこういった結果につながっている」 それによりますとまつりの時期に県外からの人の流れが増えており桜の満開から1週間後に感染者が増え始めているということです。 弘前管内では4月後半から病床の使用率は50%を超え「ステージ4」相当の状態が続いています。 萱場医師は「人流の増加につながるような催しは中止が望ましい」と話しています。