【北海道の天気 11/30(水)】札幌で史上最も遅い積雪 春までとけない“根雪”になる? 11/30(水) 19:13配信
(菅井貴子気象予報士が解説)午後7時00分現在 ◆札幌で初積雪 けさ30日(水)は札幌中心部でも雪景色となり、気象台は「初積雪」を発表しました。 1989年と並んで史上最も遅い積雪です。 ようやく雪の季節が始まりましたが、冬が弾みをつけたように、 このあとは、雪も寒さも厳しくなりそうです。 ◆今夜から大雪(12月1日夕方までの降雪量) 今夜から雪の降り方が強まりそうです。 宗谷南部、上川北部、北空知、留萌中部、留萌南部は、 あす夕方にかけて、多い所で50センチです。 石狩北部から留萌地方は、猛吹雪となるでしょう。 冬の初めのドカ雪は、除雪が追い付かなかったり、交通影響も出やすく、 生活の負担になりますので、気を付けて下さい。 札幌市内は、中央区で5センチ、市内最大で10センチを見込んでいます。 北区、東区、手稲区にお住まいの方は、あすまでに1度は除雪が必要になるかもしれません。 ◆あす12月1日(火)の天気 日本海側は同じエリアで雪が続くでしょう。 冬の始めの大雪ですので、雪の事故が起こりやすく、油断をしないようにしましょう。 太平洋側は、晴れ間が出ますが、空気が冷たく感じそうです。 ◆あす12月1日(火)の気温 広範囲で、1日中氷点下の真冬日です。 札幌は、最高気温でも-2℃です。 身体がまだ寒さに慣れていませんので、 しっかりと防寒をして、身体を冷やさないようにしましょう。 ◆札幌は根雪になる? 根雪が始まる平年日は12月6日です。 去年は12月17日、最も遅い記録は12月21日です。 今年は、12月上旬は、雪が積もっても、とけやすく根雪にはならないと考えています。 12月11日以降になるかもしれません。 それまでは、路面状況が安定せず、一年で最も足元に注意が必要です。 ◆全道の週間予報 12月1日(木)~12月7日(水) 強い寒気は、しばらく北海道に居座りそうです。 来週にかけて、日本海側に、雪マークが並ぶようになりました。 あさってにかけては、同じエリアで大雪となりそうです。 上川、留萌、空知、後志地方は、積雪が一気に増えますので、雪の事故にも気を付けて下さい。 太平洋側は、冷え込みが厳しく、路面がアイスバーンとなりそうです。 スリップや転倒事故も増えますので、移動は時間に余裕をもって行動しましょう。 UHB 北海道文化放送