“トー横”に広がる「青い舌」 薬のオーバードーズ…命の危険も ■News zero日テレNEWS NNN
新宿・歌舞伎町の“トー横”と呼ばれるエリアで、今、広がっている“ある現象”があります。それは「青く染まった舌」。zeroは薬の過剰摂取、オーバードーズをする若者を取材。なぜ命に関わる危険な行為をするのか。そして、その背景にある”薬の手に入りやすさ”に専門家は警鐘を鳴らします。 ■土曜深夜 警視庁による一斉補導新宿・歌舞伎町のアーチをくぐった先にある新宿東宝ビル。その周り、”トー横”と呼ばれるエリアで、10月7日土曜日の深夜、警視庁による一斉補導が行われました。10代の若い世代が犯罪に巻き込まれるケースも多く、警視庁は警戒を強化しています。 “トー横”は、悩みや生きづらさを抱えた若者たちが全国から集まる場所。そこで今、広がっているのが、青く染まった”舌”です。 ■“青い舌”の写真 見せ合う若者たち ―――舌が青いのはなんで? “トー横”に通う15歳の少女 「なんか薬、睡眠薬」 「(本当は)もっと青い!キマッた後はもっと青い!」 “青い舌”は薬の過剰摂取、いわゆる「オーバードーズ」によるもの。精神的な苦痛からのがれる感覚を得られるという一方で、命に関わる危険な行為です。 少女が見せてくれたのは、スマホ画面の「青い舌」の写真。睡眠薬を“キメた時”のものだといい、少女は「やばいね、めっちゃ青だよね」と話しました。 一部の睡眠薬は飲むと舌が青くなるため、それを見せ合う若者が増えているといいます。 睡眠薬でオーバードーズするこの15歳は「危ない、飲んだ時、立てないんだよね」と話した後、「ちょっとマネしていい?」として、床をはうような“オーバードーズした時の様子”を再現してくれました。 親から「帰ってくるな」と言われたことがきっかけで、”トー横”に通い始めた少女。生きるのがつらく、現実から逃げるためオーバードーズをするようになったといいます。 かぜ薬でオーバードーズをするという17歳の別の少女にきっかけを聞くと―――。 “トー横”に通う17歳の少女 「ここ(トー横)に来てから」 「人間関係とか、家のこととか、自分の進路のこととか...。しんどいからパキったり」最終更新:10/21(土) 20:06日テレNEWS NNN