Divertimento

北海道放送（株）
  　北海道で車のタイヤ脱落事故が相次いでいます。事故を防ぐためのキーワードは「増し締め」です。  　先月14日、札幌市西区で走行中の軽乗用車から左前のタイヤが外れ、４歳の女の子に当たる事故が起きました。
　女の子は、事故から３週間以上たった今も意識不明のままです。
　現場からは、タイヤを取り付けていたとみられるナット５個が見つかり、運転していた男性は逮捕時、「運転中にハンドルがぶれて違和感があった」などと話していたということです。
　その後も道内では、走行中の車からタイヤが外れる事故が相次ぎ、道警によりますと、車のタイヤ脱落で人がけがをした事故が去年はなかったにもかかわらず、今年は７日までに11件も起きています。
　事故を防ぐはどうすれば良いのか？どのような点に気を付ければいいのか？
　ＪＡＦ＝日本自動車連盟の安藤純一さんは「タイヤのボルトやナットを締め直す、増し締めを定期的にしてほしい」と話しています。
  JAF札幌支部　安藤純一係長 「（脱落の原因として）締めつけたつもりが、締めつけていなかった、締めつけ忘れがほとんどかと思う。ナットやボルトの締め忘れがないか、きちんと最終的な締めつけをしたかどうか、動かす前に今一度点検してほしい」
  　事故の原因となるボルトやナットの締め忘れ。それを運転中に知らせる、とあるサインがあるそうです。
  JAF札幌支部　安藤純一係長 「ナットやボルトが緩んでいれば、ハンドルに小さい振動が来たり、コトコト・カタカタというような小さな音が出てくるケースが多い」
  　このようなサインが出たら、すぐにタイヤ周りの点検が必要です。
　さらに、これからの時期は改めて、増し締めや締め付けの点検が必要だと言います。
  JAF札幌支部　安藤純一係長 「走行することで部品どうしのなじみが起きる。そのなじみで緩みが発生することがある。一つの目安として、タイヤ交換から１か月以内、距離にして100キロ以内くらいで一度点検をお願いしたい」
  　定期的なタイヤ周りの点検が脱落事故防止につながります。
  北海道放送（株）
最終更新:12/7(木) 18:36 HBCニュース北海道