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February 24, 2024
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カテゴリ:国際報道


北海道放送(株)
   食料品や生活必需品は、きちんと届けられるのでしょうか。
 物流の停滞が懸念される2024年問題まであと1か月あまり。
 面積が広い北海道で荷物をどう送り届けるか。
 物流業者らの模索が続いています。
   21日、札幌市白石区にあるJR貨物の札幌ターミナル駅です。
   トラックで運ばれてきたのは、札幌市内や近郊のメーカーなどから出荷された食料品や飲み物などおよそ12トン分です。
 これらをおよそ300キロ離れた北見市に運ぶために、貨物列車のコンテナに移し替えられました。
 4月に迫る「2024年問題」に対応するための実証実験です。
  サッポログループ物流・野倉健児部長 「トラックドライバーが確保できなくても、輸送できる、様々な輸送モードの知見を得ることができるのかなと」
   札幌市から北見市まで荷物を運ぶ場合道内の物流業者の多くがトラックを使っています。
 トラックで片道5時間、北見市で荷物を下ろして空になったトラックを再び5時間、あわせて10時間かけて往復しています。
   しかし4月からトラック運転手はこのような長時間の運転は許されなくなります。
 残業時間の規制が強化される「2024年問題」です。
   トラック運転手の待遇改善が目的の国の施策ですが、一方で輸送力が低下し、物流が滞ることが懸念されています。
   特に面積が広く物流をトラックに頼る道内では、生活必需品からネット通販の商品まで、地方まできちんと届けられるのか深刻な問題です。
   トラックに代わる長距離の輸送手段として注目されているのが「貨物列車」です。
 地方にも線路が張り巡らされ、一度に大量の荷物を運ぶことができるからです。
 市内など短い距離はトラックで、長距離は貨物列車と役割を分担し、リレーで地方へ荷物を運べないか。
 物流業者や卸売業者などが興味を示しています。
  国分北海道 島淳二 物流・システム部長 「私たち卸売業は、これまでコンテナを使うことはなかったが、とにかく運び続けようとすると、どうすればいいのかなというところですので、トラックがなくなっても、こういった形で運べる違うカードを持っておきたい」
   災害で鉄道が使えないケースを考え、貨物列車で運ばれた荷物をトラックに載せ換えて、リレーする仕組みづくりも急がれています。
  北海道通運業連合会 河野敏幸専務理事 「集荷と配達というのは、必ずトラックが必要になりますから、こういう形で連携してやっていることが、非常に前進ではないかと思う」 
 札幌市から地方へ運ぶ荷物が少なかったJR貨物も、トラックとの連携に期待しています。
  JR貨物北海道支社 中村隆部長 「ドライバーが不足しているとなれば、列車で一気に荷物を運べるところが、貨物鉄道輸送の特徴なので、お互いがうまく考えを組み合わせることで、輸送が大きくなり、広がっていくと思う」
   長らく物流のライバル=「競争相手」だったトラックと鉄道は、リレーする「共走仲間」として物流を維持する方法を模索しています。
  北海道放送(株)
最終更新:2/23(金) 19:50 HBCニュース北海道





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Last updated  February 24, 2024 05:04:06 PM
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