Divertimento

北海道放送（株）
 新型コロナウイルス
  　29日午後、新型コロナウイルスの19日から25日までの新たな感染確認の状況が発表されました。北海道全体では8.38人で、３週連続で前週を下回りました。一方、インフルエンザは24.22人で、４週連続で前週を上回り、再流行と言えそうです。
  　新型コロナの新規感染者数は、去年５月８日の「５類」移行後、これまでの全数把握を取り止め、北海道内30の保健所単位で、指定した医療機関からの報告に基づく定点把握となっています。
  　19日から25日までの１週間、30か所の保健所単位で指定した医療機関の報告を平均した１日あたりの新規感染数は、下記のようになりました。前週を下回るのは、３週連続です。
  　また、30の保健所別では、前週より増加したのは、函館市、岩内、最多の室蘭、名寄、網走、中標津の６地点で、前週（２地点）よりは多くなっています。
  　札幌市保健所によりますと、札幌市でもオミクロン株の新たな変異株である「JN.1」が去年12月に初めて確認されていますが、市内の幼稚園、小学校、中学校、高校などで学級閉鎖の措置がとられているのは、29日現在、前週と同じ３校だけでした。
  ◆全道　8.38人（前週10.31人、前々週14.95人）
  ・札幌市　8.82人（前週10.54人）
・小樽市　5.80人（8.00人）
・函館市　13.60人（13.00人）
・旭川市　7.69人（10.69人）
  ＜石狩、空知、後志地方＞
・江別　9.38人（13.75人）
・千歳　6.88人（11.38人）
・岩見沢　4.13人（6.63人）
・滝川　9.00人（9.17人）
・深川　16.33人（24.00人）
・倶知安　9.75人（11.25人）
・岩内　10.00人（5.00人）
  ＜胆振、日高、渡島、桧山地方＞
・室蘭　25.63人（25.13人）
・苫小牧　6.75人（7.00人）
・浦河　6.67人（7.33人）
・静内　16.00人（17.00人）
・渡島　4.57人（9.43人）
・八雲　12.00人（12.00人）
・江差　4.67人（5.67人）
  ＜上川、留萌、宗谷、オホーツク地方＞
・上川　9.67人（13.67人）
・名寄　9.00人（7.60人）
・富良野　11.33人（19.00人）
・留萌　7.00人（9.33人）
・稚内　4.50人（7.00人）
・網走　4.40人（2.80人）
・北見　6.14人（9.71人）
・紋別　5.40人（10.40人）
  ＜十勝、釧路、根室地方＞
・帯広　2.75人（5.75人）
・釧路　6.00人（7.36人）
・根室　5.50人（6.50人）
・中標津　8.67人（6.00人）
  　ちなみに、同じ「５類」のインフルエンザの場合、10.00人で注意報、30.00人で警報レベルとされています。
　30.00人以上の地点は、２週連続でありません。
　一方、10.00人以上の注意報レベルは、最多の室蘭をはじめ、函館市、深川、岩内、静内、八雲、富良野の７地点で、前週（12地点）より減少しています。
  ※注意報 流行の発生前なら、今後４週間以内に大きな流行の可能性あり、発生後なら流行が継続の可能性。 ※警報 大きな流行が発生、または継続しつつある可能性。
  　一方、かつてない感染拡大が続いていたインフルエンザは一時、減少したものの、４週連続で前週を上回る24.22人（前週21.12人、前々週16.76人）で、再流行と言えそうです。
  　30.59人で、警報レベルの30.00人を超えた札幌市では、市内の幼稚園、小学校、中学校、高校などで学級＋学年閉鎖の措置がとられたのは、29日現在、前週より７校増えて、94校に上っています。
  　札幌市手稲区のわたなべ小児科アレルギー科クリニックでは、当初の感染拡大はA型が多かったものの、最近はＢ型が多く、渡辺徹院長は「置き換わりがすすみ、再流行の懸念がある」と話しています。  ＜30.00人以上の警報レベル地点＞
・札幌市　30.59人
・江別　63.88人
・千歳　47.88人
・帯広　48.33人
・中標津　39.33人
  ＜10.00人以上の注意報レベル地点＞
・小樽市　27.80人
・函館市　15.30人
・旭川市　27.08人
・岩見沢　25.50人
・倶知安　25.50人
・室蘭　21.38人
・苫小牧　27.13人
・八雲　17.00人
・名寄　23.00人
・富良野　22.67人
・留萌　16.00人
・北見　25.29人
・紋別　13.00人
・釧路　11.55人 
北海道放送（株）
最終更新:2/29(木) 15:25 HBCニュース北海道