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2021.02.02
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テーマ:歳時記(397)
カテゴリ:里山・歳時記
豆まき 節分とは、季節の変わり目のことで、立春、立夏、立秋、立冬の前日をさし、1年に4回あります。
節分の主な行事。

2月初めは、陰暦の正月にあたり、暦日上重複または連続する日が多かったことから一部地域で、大晦日から正月に
かけての行事の一部が節分の日に行こうして行われたことが全国に伝わり、現在では、大寒の末日で春に季節が
変わる立春の前日をさすようになりました。

各地で行われている節分には、大晦日に行われる新しい年の年占い、厄よけや邪気を払う行事が伝承されています。
●ヤイカガシ(焼嗅がし)●
鬼、疫病神、魔を払うために行う呪法。
臭気によって鳥獣を追う方法を応用した行事で、鬼の豆を炒る時、炉の火に臭気が強い物をくべて悪臭を発し、臭気を強調する唱え事をいう。
案山子 案山子(かかし)の語源はこの臭がしにある。

ヤイカガシには、串にさした鰯の頭を火にあぶって熱したところへ唾をはきかけ、害虫の名を唱えて一年間の活動を封ずるという「虫の口焼」、海桐花(トベラ)の生葉を焼く「とべら焼き」の風習などがある。
静岡、山梨、新潟県などではヤイカガシのほか、「ヤキコガシ」とも呼ばれている。

東北地方では「ヤツカガシ」、愛知県岡崎付近では「ヤッカガシ」という例がある。
「虫の口焼き」に使用される木は、山梨県ではヒバ・樅など、長野県ではカヤなどが使われる。
これらの木は、ジリジリト音を立てて燃えるのが虫の口焼きらしく効果的であること、葉が尖っているのが魔除けにふさわしいことから使われている。
 柊を使用する地域も多く、柊を目突柴というのは鬼の目を突くという意味で、東京ではサシヒイラギ、京都では
鬼の目突などと呼ぶ。
なお、炉端を使わず、鰯の頭を串にさした物を魔除けとして戸窓にさすだけの行事があり、特に東日本地域に多い。
「とべら焼き」は、悪臭を発して燃えるトベラやアセビの生葉を炉ばたで焼く行事である。
トベラは海岸部に発生する植物であることから、この風習は海岸部に伝承されていることが多い。
*旧武岡商店創始者、武岡清吉の故郷である淡路島では、節分の夜に豆を一粒ずつ囲炉裏の火に投げ込みながら
「猪の口、兎の口、蚤の口、蚊の口」と唱えた。
*旧信濃神社を建立した長野県出身者の故郷、長野県諏訪郡では、茅の先に田作か鰯の頭をさし、
「四十八草にたかる虫の頭焼く、尻焼く、頭焼く」と唱えつつ火であぶって、後で戸口などにさす風習がある。
北海道・札幌;野外博物館:北海道開拓の村


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Last updated  2021.02.02 18:41:24
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