テーマ:映画館で観た映画(8575)
カテゴリ:映画
教室は縦横無尽のワンダーランド フランス北部のルーベにあるモンテッソーリ学校の幼児クラスでは、子どもの自主性を尊重するクリスティアン先生の指導のもと、年齢の異なる28人の子どもたちがユニークな教具を用いて自由に学習する。 水差しの中身を測ったり、料理やアイロンがけをしたり、マットと格闘したり。 教室に設置された小型カメラからは、子どもたちの自然な表情やはつらつとした姿、成長の過程で訪れる魔法のような瞬間が映しだされる。 イタリア出身のマリア・モンテッソーリが20世紀初頭に考案し、現在140以上の国に普及している“モンテッソーリ教育”の魅力に迫るドキュメンタリー。 フランス最古のモンテッソーリ学校に通う2歳半〜6歳の幼児クラスに2年3か月密着し、その教育メソッドにより子どもたちがのびのびと成長していく姿を追う。 日本語吹替版ではガイド役を果たすモンテッソーリの声を本上まなみが、アレクサンドル・ムロ監督の声を向井理が担当する。 ★3歳から6歳の子ども28人が一緒の教室にいるのに、大声は聞こえない。 ちょっと騒々しくなると先生が 「銅像になって」という。 子どもたちは、すぐ、銅像の真似をして動かず、声も出さない。 大声の中では子どもが集中できないからだそうだ。 ★また、呼び鈴を鳴らさないように気をつけて、沈黙のうちに隣の子に渡すというゲームのようなことも、やりながら 教室の静けさを保っていた。 けっして、先生が怒るからではない。 ★先生は、子どもが来る前に、教室の中を整頓する。 きちんとしていないと子どもがやる気を起こさないということだ。 これは、世の親たちも知っておくとよいと思う。 ★3歳から6歳までの子ども28人が一緒の教室。 同じ年齢ではないが、子どもは大きな子どもを見て、真似をしてり、教えてもらったりして成長している。 ★子どもが字に興味を持つのは3歳くらいから。 この時期を逃さず教えるべきで、早すぎてもいけない。 私は幼稚園に行かなかったので、字を覚えたのは6歳になってから。 6歳の3月に自分の名前を書けるようになって、あとは小学校で覚えた。 これは遅すぎる。 ★子どもたちの上着はどれもボタンが付いている。 映画の中で、説明はなかったが、これは指の訓練だろう。 うちの子どもたちが保育園の時、そんなことを聞いた。 子どもにとって服のボタンさえ教育的な意味を持つ。 ★子どもは頼まれてもいないのになぜ、繰り返し同じことをするのか? 例えば積み木。 積んでは、壊してまた積み上げる・・・。 これは「自分を鍛えている」のだそうだ。 ★この映画、大阪市では、なんばパークスシネマだけで上映。 世の親に、祖父母に、幼稚園や保育園の先生に、ありとあらゆる人に見てもらいたい映画だった。 ★人間の一生で一番大事な教育期間は大学時代ではない。 生まれてから6歳までの幼児教育だ。 ★2歳半(または3歳)~6歳向けのモンテッソーリ教室は、モンテッソーリが1906年に初めてローマに設立した学校の名前「Casa dei Bambini」(イタリア語で「子供の家」の意)にちなんで、「子供の家」と呼ぶものが多い。 ■モンテッソーリ教育を受けた著名人■ アンネ・フランク (「アンネの日記」著者) キャサリン・グレアム (ワシントン・ポスト経営者、ジャーナリスト) ジェフ・ベゾス (Amazon.com創立者) サーゲイ・ブリン (Google創立者) ラリー・ペイジ (Google創立者) ウィル・ライト (シムシティ開発者) ピーター・ドラッカー (社会学者) ジョージ・クルーニー (映画俳優、監督) ケンブリッジ公ウィリアム王子 (イギリス王室成員) ヘンリー王子 (イギリス王室成員) ステフィン・カリー(プロバスケットボール選手) 藤井聡太 (将棋棋士) にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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