テーマ:■雑学王■(728)
カテゴリ:雑記
▲淀屋橋全景 ■橋のデザインの決定要素■ 橋のデザインを決定している要素というのは、どういうものがあるのか。 地形の条件、それから周辺で入手できる材料、これも橋のタイプを決める大きな要素で、広い意味での周辺環境。 古い時代は、意志決定者の判断も大きなウエイトを占めておりました。 それを担当している設計者の判断、選択です。 そういうものが橋のデザインを決めていったと思います。 大阪の橋を見て歩いているが、美しいと思うのは、▲淀屋橋、▼ 大江橋、なにわ橋、堂島大橋など1920年代に作られたものが多い。 名市長の関 一(せきはじめ)が大阪市長になったのが、1923年。 「これやこの 都市計画の権威者は 知るも知らぬも大阪の關」と詠まれたり、内務大臣後藤新平から「都市計画の範を大阪に求める」と評されるなどした時代の遺産、今の言葉でいうところの、「レガシー」だ。 ●大阪の市電、堺筋線は大正2年に完成し、そこにかかる新しい難波橋は大正4年に完成した。 当時では市民を瞠目させるモダンな橋であった。 パリのヌフ橋を模した設計で鉄と石を組み合わせ、幅24メートル、長さ200メートル、壮麗な日本一の名橋である。 その上、やはりセーヌ河にかかるアレキサンダー三世橋の、彫刻ライオンにヒントを得たのか、南詰めと北詰めの橋頭に、天岡均一作のライオン石像を据えた。 四つの石像の台座には「なにはばし」と刻まれている。 この開通式は大正4年(1915)5月だったという。 (略) 一番地元の集英尋常小学校と北側西天満の小学校の学童は、手に手に日の丸と市章みおつくしの小旗を持ち、渡り初め式に旗行列をしたという。 先頭には、めでたくも親、子、孫三代の夫婦の揃っている今橋の株屋はん、(略)府・市の偉いさん、船場・天満の有力者に加え、北や南の奇麗どころも参加し、市の音楽隊がプカプカドンドンと鳴らして、それは賑やかなものであった、ということである。 8月4日は橋の日だ。 ■堂島川と土佐堀川の橋■ ■道頓堀川の橋■ ■道頓堀の雨に別れて以来なり ■より。 ■2020年8月4日橋の日■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2021.08.04 09:30:54
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